The Lunchbox…めぐり遭わせのお弁当…

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監督:リテーシュ・バトラ
キャスト: イルファン・カーン、ニムラト・カウル、 ナワーズッディーン・シッディーキー


(allcinema映画データベースよりコピペ)
インドの大都会ムンバイでは、家庭でつくった“できたて”のお弁当をオフィスに届ける配達サービスが充実していて、1日20万個のお弁当箱がダッバーワーラーと呼ばれる配達人5千人によって家庭とオフィスを正確に往き来しているという。本作はそんなムンバイのお弁当事情を背景に、めったに起きない誤配が縁で繋がった一組の男女が、そのお弁当を介して互いの心の隙間を埋めていく姿を心温まるタッチで描いたハートフル・ドラマ。出演は「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のイルファン・カーンとニムラト・カウル。監督は、これが長編デビューのリテーシュ・バトラ。
 ムンバイに暮らす主婦のイラ。すっかり冷めてしまった夫の愛情を取り戻そうと、お弁当作りに精を出す。ところが、その丹精を込めた4段重ねのお弁当が、なぜか早期退職を控えた男やもめ、サージャンのもとに届いてしまう。その日、お弁当箱は、きれいに空っぽになって帰ってきた。それを見て喜ぶイラだったが、ほどなく夫が食べたのではないと気づく。そこで次のお弁当には、きれいに食べてくれた見知らぬ誰かへのお礼の手紙を忍ばせるイラだったが…。




ポスター左の女性、夫の浮気に悩む30代(?)一児の母。右の男性、妻に先立たれた子どもなし50代(?)男性。この二人が織り成す、なんとも奥ゆかしい心の触れ合いが、この作品のテーマです。もちろん、ドロドロした不倫の気配は全く無し。歌も踊りも封印した新機軸の今作が本国インドでも大ヒットした処に、インド映画情勢の成熟の兆しを見ることができます。

鉄壁のダッバーワーラーの有るまじきミスから偶然に繋がった彼らが、それぞれに抱える重荷を下ろしつつ、一つ一つ新しい選択をする度に二人の距離は縮まったり遠のいたり。そろそろ機が熟した頃合いに、一歩大きく足を踏み出すイラの切なさと、それに応えるサージャンの分別と優しさが、たまりませんね。ラストに仕込まれた余韻も秀逸。インド・ムンバイの街の日常を背景に、人々の心の機微を語る穏やかな作風は強く訴えるものがありました。個人的にお勧め、オトナのための良作です。

『ライフ・オブ・パイ…』のイルファン・カーンが、寡黙な主人公を好演。決して激昂せず冷静に自らを律する姿が、なかなかカッコイイぞ。。。


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  •   20, 2014 22:00
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