ATTILA MARCEL…ぼくを探しに…


監督:シルヴァン・ショメ
キャスト: ギョーム・グイ、アンヌ・ル・ニ、ベルナデット・ラフォン、エレーヌ・ヴァンサン、 ルイス・レゴ、ファニー・トゥーロン



(allcinema映画データベースよりコピペ)
 「ベルヴィル・ランデブー」「イリュージョニスト」のシルヴァン・ショメ監督が長編実写作品に初挑戦したコメディ・ドラマ。幼い頃に両親を亡くし、伯母姉妹に育てられた孤独な青年が辿る奇想天外な心の旅路を、ポップな映像でハートウォーミングに綴る。主演はフランス期待の若手ギョーム・グイ。共演にアンヌ・ル・ニ、ベルナデット・ラフォン、エレーヌ・ヴァンサン。

 幼い頃に両親を亡くし、その時のショックから言葉を話せないまま大人になったポール。彼はダンス教室を営む風変わりな伯母姉妹アニー&アンナに育てられた。姉妹はポールを世界一のピアニストにしようと必死で、ポールはそんな姉妹のもとでダンス教室を手伝い、ピアノの練習に明け暮れる静かな日々を送っていた。そんなある日、彼は同じアパルトマンに住む謎めいた女性マダム・プルーストと出会う。彼女が勧める不思議なハーブティーを飲んだポールは、赤ん坊の頃の幸せな記憶を呼び覚ます。以来、マダム・プルーストのハーブティーを飲んでは、封印されていた過去の記憶を取り戻すことに夢中になっていくポールだったが…。



シルヴァン・ショメ監督の台詞のない長編アニメ『イリュージョニスト』は、細やかな心理描写に長けた素敵な作品ですが、この『ぼくを探しに』もまた、ポップな映像に彩られた切ないファンタジー作品でした。
言葉を失った主人公ポールを、怪しげなハーブティーで記憶の旅に誘うマダム・プルーストがいいですねえ。まさに彼女無しにはこの作品は語れない。一見魔女かペテン師か…と疑いたくなるような瞳で見つめられれば、人生の表裏を知り尽くしたマダムの一言一言が心に沁みます。
そして、甦ったポールの記憶映像が最高にキッチュ。赤ちゃんポールの視線に降りたカメラアングルが新鮮です。幼い彼が何を見て何を感じたかを鋭く捕らえ、端的に訴えています。

コメディとして、いかにもフランスらしいモード感に満ちた作品ですが、実は作品のそこかしこに散りばめられた切なさがポイント。監督の慈愛に満ちた細やかな感性が、私たちの心に潜む哀切を呼び起こします。脱帽。。。



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  •   28, 2014 09:00
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