YVES SAINT LAURENT…イヴ・サンローラン…

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監督:ジャリル・レスペール
キャスト: ピエール・ニネ、ギョーム・ガリエンヌ、 シャルロット・ルボン、 ローラ・スメット、マリー・ドゥ・ヴィルパン、 ニコライ・キンスキー、マリアンヌ・バスレール


(allcinema映画データベースよりコピペ)
 長きにわたってモード界に君臨した20世紀を代表する天才デザイナー、イヴ・サンローランの人生を描いた伝記ドラマ。主演はフランス期待の若手ピエール・ニネ、共演にギョーム・ガリエンヌ。監督は俳優出身で、本作が長編3作目のジャリル・レスペール。
 1957年、パリ。デザイナーの卵時代にクリスチャン・ディオールに見出されたイヴ・サンローランは、彼の死後、弱冠21歳にしてその後継に指名される。周囲の不安をよそに、初めてのコレクションを大成功に導き、鮮烈なデビューを飾ったイヴ。そんな彼の才能に惚れ込んだ人物の一人に、芸術家の後援をする26歳のピエール・ベルジェがいた。2人は出会ってすぐに惹かれ合い、ほどなく一緒に暮らすようになる。ピエールは繊細なイヴを様々な厄介ごとから守るべく雑事を一手に引き受け、彼がデザインに専念できるよう尽力する。そんな中、ディオール社とのトラブルに巻き込まれたイヴは、ピエールの献身的な支えの下、ついに自らのレーベル“イヴ・サンローラン”の設立にこぎ着けるが…。




それほど広くないハコは、午後の上映時間のせいか、ファッション系の学生さんと思わしき若い女性でイッパイ。きっとサン・ローランのファッションのヒントを得ようと、やって来たんだろうけれど、内容はちょーっと違いましたね。
確かに、サン・ローラン財団公認の今作品にはオリジナルのドレスが登場し、華麗なファッションの変遷を見る事が出来ますが、作品のテーマはそこに非ず。公私に渡り文字通りのパートナーであるピエール・ベルジュとの関わりを軸に、サン・ローランの実像が赤裸々に語られます。あるときは繊細にあるときは貪欲に、そしてあるときは破滅的に…。天才の心の葛藤がなんとも切ない…。

主役を演じるピエール・ニエが、とにかく凄い。ガラス細工のように繊細で脆いその佇まいは、そこに立っているだけでサン・ローランの苦悩を表現し、息を呑む程美しい。
そして、ファッションを芸術として崇めるのではなく、あくまでも纏う衣として高める事を目的に、自己ブランドをオートクチュールではなく、プレタポルテのハイブランドとして特化させるビジネスストーリーも興味深い。1960年代で既にゲイを認知していた自由の国フランスの懐の深さをも、伺い知る事が出来る作品でした。

別荘として実際に使用されていたモロッコ・マラケシュの邸宅が、これまた美しいです。本物の光と色彩に説得力有り。。。
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  •   15, 2014 23:30
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