Night train to Lisbon…リスボンに誘われて…

MV5BNDE5OTkxNzMxNl5BMl5BanBnXkFtZTgwMjQ4NjY3MDE@__V1_SY317_CR8,0,214,317_AL_
監督:ビレ・アウグスト
キャスト: ジェレミー・アイアンズ 、メラニー・ロラン、ジャック・ヒューストン、マルティナ・ゲデック、 トム・コートネイ、アウグスト・ディール、ブルーノ・ガンツ、レナ・オリン、クリストファー・リー、シャーロット・ランプリング

(allcinema 映画データベースよりコピペ)
パスカル・メルシエの世界的ベストセラー『リスボンへの夜行列車』を「ペレ」「愛の風景」の名匠ビレ・アウグスト監督が映画化したミステリー・ドラマ。退屈な人生を送る高校教師が、一冊の本との偶然の出会いをきっかけに、作者の素顔を探るべくリスボンの街を旅するさまと、主人公が解き明かしていく作者の波乱の人生を哀愁あふれる筆致で綴る。主演は「運命の逆転」のジェレミー・アイアンズ、共演にジャック・ヒューストン、メラニー・ロラン。
 スイスの高校で古典文献学を教える教師ライムント・グレゴリウス。5年前に離婚して以来、孤独で単調な毎日を送っていた。ある日彼は、橋から飛び降りようとする女性を助ける。しかし彼女はすぐに行方をくらまし、ライムントは彼女が残した本に挟まれていたリスボン行きの切符を届けようと駅へ向かう。しかし女性の姿はなく、ライムントは衝動的に夜行列車に飛び乗ってしまう。そして車中でその本を読み心奪われたライムントは、リスボンに到着するや作者アマデウを訪ねる。しかし、アマデウは若くして亡くなっていた。やがて彼を知る人々を訪ね歩くライムントは、独裁政権下のポルトガルで反体制運動と情熱的な恋に揺れたアマデウの濃密な人生を明らかにしていくのだったが…。



中年を過ぎ、自らの人生を思わず振り返った時、人はそれを躊躇無く受け入れる事が出来るのか…。大方の人は、平凡で退屈な毎日を送り、大して不幸ではなかった事を幸福と呼ぶ。しかし、平穏な時代に生きられる事を穏やかに感謝する一方で、限られた時間を濃密に生きる事を強いられる苦難にも憧れる。

本作品は、一生を不完全燃焼のまま終わる事に、一抹の不安を覚えずにはいられない、自己否定の塊のような中年男性の青春旅物語です。書物の中に葬られた情熱に突き動かされた主人公が、過去の濃密な時間を甦らせる過程は、終始サスペンスの様相で語られ、終盤まで緊張が解ける事がありません。なかなかニクイ脚本です。さすが世界的ベストセラー、劇中で読まれる英文も美しい。

ジェレミー・アイアンズ、シャルロット・ランブリング、ブルーノ・ガンツ、クリストファー・リー、レナ・リオンと渋いベテラン俳優らが顔を揃えて、ちょっぴり青臭いお話に重厚感を添えて居る事も◎。オトナのための、自分探し物語も悪くないな。

スポンサーサイト
  •   16, 2014 21:00
  •  0
  •  0

Comment 0

Leave a comment