RED OBSESSION…世界一美しいボルドーの秘密…

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監督: ワーウィック・ロス、 デヴィッド・ローチ
ナレーション:ラッセル・クロウ



 ワインの世界的産地ボルドー。いくつもの危機を乗り越え、歴史と品質で世界中の愛好家を魅了し続けてきた。そのボルドーワインが、中国を筆頭とする新興国のワインブームによって価格が暴騰、新たな危機を迎えているという。本作は、そんなボルドーワインの魅力と知られざるワインビジネスの裏側を、ワイン評論家やシャトー関係者、あるいは世界的収集家などの証言をもとに明らかにしていくドキュメンタリー。




ボルドーワインといえば、ブルゴーニュと並びフランスワイン名生産地として名高い地域ですが、このドキュメンタリー作品は、グレート・ヴィンテージが続いた2009年・20010年に焦点を当てて、世界のワイン市場の動向に興味深い視点で切り込んでいきます。オリジナルタイトルの"RED OBSESSION"は、REDの文字通り中国のワインへの傾倒を示しており、中国のマネーパワーが、ワイン業界を席捲する様子を如実に感じ取る事ができます。恐るべしチャイナ・マネー…。

前半、ボルドー五大シャトーのCEOや作り手のインタビューを中心に、彼らのワイン造りに注ぐ愛情の深さと人々をひきつけるボルドーワインの魅力が穏やかに語られますが、後半は一転、チャイナマネーによって翻弄されるワイン市場の混乱振りがドラマチックに提示され、ワインが投資目的に利用される様を苦々しく認めざるをえない関係者たちの苦悩を感じることが出来ます。
我々一般庶民としては、良いワインが適正に値付けされる事を望むばかりですが、残念ながら中国資本の介入以前に、ワインの世界は正に悪魔の囁きに満ちた迷宮で、安易に踏み込んではいけない禁断の園と感じずにはいられません。
はい、ささやかな幸せのためにも、程ほどのたしなみを…(笑)。

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  •   08, 2014 23:30
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