STILL LIFE…おみおくりの作法…


監督:ウベルト・パゾリーニ
キャスト: エディ・マーサン、ジョアンヌ・フロガット、カレン・ドルーリー、キアラン・マッキンタイア、アンドリュー・バカン、ニール・ディスーザ、ポール・アンダーソン、ティム・ポッター



(allcinema映画データベースよりコピペ)
 ヴェネチア国際映画祭をはじめ各地の映画祭で評判を呼んだイギリス・イタリア合作の感動ドラマ。ひとりきりで亡くなった人の葬儀を執り行う孤独で真面目な地方公務員を主人公に、彼が見ず知らずの故人の人生に誠心誠意向き合い、関係者を訪ねてイギリス各地を旅する中で自らの人生も見つめ直していく姿をユーモアとペーソスを織り交ぜ、切なくも心に沁み入る筆致で優しく綴る。主演は英国の実力派、エディ・マーサン。監督はイタリア出身で、「フル・モンティ」の製作などおもにプロデューサーとして活躍し、監督としてはこれが2作目のウベルト・パゾリーニ。
 ロンドンの民生委員、ジョン・メイ。彼の仕事は孤独死した人の身辺整理をして最後の旅立ちを見届けること。几帳面で真面目な彼は、どんな時でも故人への敬意を忘れることなく、誠実に仕事に取り組んでいた。そんなある日、彼のアパートの真向かいで、ビリー・ストークという老人が孤独死しているのが発見される。近所に住んでいながら、彼について何も知らなかったことに心を痛めるジョン・メイ。その矢先、彼はリストラの一環で解雇を言い渡され、図らずも、ビリー・ストークの案件が最後の仕事となる。そこで、最高の葬儀で故人を送り出そうと決意したジョン・メイは、ビリー・ストークを知る人々を訪ね歩いてその人生を紐解く旅に出るのだったが…。




日本では核家族化と高齢化が孤独死を引き起こし、加えて葬儀を執り行う親族の不在というケースも少なからず生じていますが、これはどうやらイギリスでも共通の社会問題となっているようです。
生活の痕跡がありのままに残され、息遣いが聞こえてくるかのような、主(あるじ)無き住まいは、なんとももの哀しい。本作品『おみおくりの作法』は、そんな悲哀を拭うように誠意をもって対処する主人公を軸に据え、変わりつつある家族観・死生観をていねいに描いていきます。

そもそも、葬儀とは誰のためのモノなのか?そんな素朴で根源的な問いかけも含んだストーリーは、ラストで鮮やかにファンタジーへ昇華。若干拍子抜けの感は否定できませんが、それでも、主人公の誠実な人柄と行いがあればこその結びです。。。

自分と人との間に横たわる距離をあらためて見つめるきっかけとなる、優しい作品でした。

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  •   01, 2015 10:00
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