THE THEORY OF EVERYTHING…博士と彼女のセオリー…


監督:ジェームズ・マーシュ
キャスト:エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、チャーリー・コックス、エミリー・ワトソン、サイモン・マクバーニー、デヴィッド・シューリス



(allcinema映画データベースよりコピペ)“車椅子の天才物理学者”スティーヴン・ホーキング博士と彼を長年支え続けた妻ジェーンの出逢いのエピソードと、試練に満ちた結婚生活に立ち向かう2人の愛の行方を描いた感動の伝記ドラマ。主演は本作の演技でみごとアカデミー主演男優賞に輝いた「レ・ミゼラブル」のエディ・レッドメイン、共演に「今日、キミに会えたら」のフェリシティ・ジョーンズ。監督は「マン・オン・ワイヤー」「シャドー・ダンサー」のジェームズ・マーシュ。
 1963年、イギリス。名門ケンブリッジ大学大学院で理論物理学を研究する天才学生スティーヴン・ホーキング。彼は、パーティで出逢った女性ジェーンと恋に落ちる。ところが、その頃からスティーヴンの体調に異変が起き始める。やがてALSと診断され、余命2年と宣告されてしまう。将来を悲観し、ジェーンとの未来も諦めるスティーヴンだったが、ジェーンはひるむことなく、周囲の反対を押し切ってスティーヴンと結婚する道を選ぶ。結婚2年目には長男のロバートも誕生し、当初の余命を越えて生き続けるスティーヴンは、ジェーンの励ましに支えられ、研究者としても着実に実績を上げていくが…。




引き続き、伝記作品。イギリス人科学者スティーブン・ホーキングの半生です。
数学者アラン・チューリングの生涯を描いた『イミテーション・ゲーム』は正に苦節に満ちたものでしたが、常に輝かしい表舞台で活躍するホーキング博士の半生は、その明るくユーモアに溢れたキャラクタと相まって、実に豊かなエピソードに彩られた物語として語られています。

まずは、主役のエディ・レッドメインの迫真の演技に称賛を。実在の人物に限りなく近づかんとする熱演は、このところオスカーレースにめっぽう強い。というわけで、無事受賞。ま、私としては、アラン・チューリングを演じたガンパーパッチ君の繊細さを推すけれど。。。

さてのところ、作品のテーマは彼の科学的業績に非ず、ALSの症状進行に怯まず常に前向きに対処するホーキング夫妻の日常にスポットを当てることで、夫婦のあり方をさりげなく問うところにあります。彼らの日常を簡潔に切り取った映像を、無駄無く積み重ねていくストーリー展開は実に穏やか。しかし、そのことが、夫婦の間に静かに積み重なっていく澱を感じさせ、彼らに訪れる危機を暗示します。

この作品を、知性に溢れるホーキング夫妻の闘病美談と捉えるのではなく、どこにでも居るごく普通の夫婦の変遷として身近に引き寄せ鑑賞することをおすすすめしたい。日常を重ねることの厳しさを感じさせる作品だと思います。


誤解を恐れず言えば、ALSを発症したホーキング青年との結婚を決意したジェーンは、多分彼がこんなに生きながらえるとは思ってなかったと思うなあ。きっと、ここんとこが本作の肝です。

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  •   02, 2015 15:00
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