Whiplash…セッション…


監督:デイミアン・チャゼル
キャスト:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル、ネイト・ラング



(allcinema 映画データベースよりコピペ)
一流のドラマーを目指し名門音楽大学に入学した青年が、鬼教師の常軌を逸したシゴキ指導によって心身共に追い詰められていくさまを、心揺さぶる熱き演奏シーンとともに描く興奮と衝撃の音楽青春ドラマ。主演は「21オーバー 最初の二日酔い」のマイルズ・テラー。共演は、本作の鬼気迫る演技でアカデミー助演男優賞をはじめ映画賞を総なめにしたJ・K・シモンズ。監督は、長編2作目の本作で一躍ハリウッド期待の新星となったデイミアン・チャゼル。
 偉大なジャズドラマーを夢見て全米屈指の名門、シェイファー音楽院に入学したニーマン。ある日、フレッチャー教授の目に止まり、彼のバンドにスカウトされる。そこで成功すれば、偉大な音楽家になるという夢は叶ったも同然。自信と期待を胸に練習に参加したニーマンだったが、そんな彼を待っていたのは、わずかなテンポのずれも許さないフレッチャーの狂気のレッスンだった。それでも頂点を目指すためと、罵声や理不尽な仕打ちに耐え、フレッチャーのイジメのごとき指導に必死で食らいついていくニーマンだったが…。



『この際、技巧はいい。テンポを追求しろ』と言い放つ鬼教授の狂気の指導は、はたして音楽教育と言えるのか。ひいては、彼の追求する音楽はジャズじゃないといった批判も多く、物議を醸す本作品ですが、敢えて申せば、これは音楽青春ドラマではなく、極限の心理戦を描いたサスペンスです。
なぜなら、ここでは音楽の本質が論ぜられることは無く、教師の学生に対する圧倒的支配ばかりが描かれているからです。まさにパワハラ、いやこれは学内だからアカハラそのもの。自他双方の狂気に翻弄される主人公の姿は、音楽という世界を離脱して、人間の存在そのものを問うています。

そもそも、音楽表現って感情の発露が根元になっているのだから、恐怖政治からは優れた演奏が導かれる筈もない。しかし、この作品の凄いところは、ラストの急展開にあります。支配から解放された音楽が全てを凌駕する瞬間には、鳥肌が立つ。音楽の勝利を奏でるこの瞬間のために、全てがある。見事です。
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  •   20, 2015 09:00
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