ダライ・ラマ14世


監督:光石冨士朗
企画:薄井一議、薄井大還
撮影:薄井一議、薄井大還



(allcinema映画データベースよりコピペ)
2歳の時にダライ・ラマ13世の転生者と認定され、5歳で即位したダライ・ラマ14世。長い亡命生活を送りながらも、チベットの窮状と非暴力による平和の実現を世界に訴え、今もなお精力的に活動を続けている。そんなダライ・ラマ14世の歩んできた過酷な道のりを振り返るとともに、決して飾ることのない親しみやすくユーモアに富んだその意外な素顔をカメラに収めた人物ドキュメンタリー。




1950年の中国人民解放軍の侵攻に続くチベット動乱をきっかけに、1959年以来亡命生活を余儀なくされたダライ・ラマ14世の実像とインド北部に本拠を構えるチベット亡命政府の実情に迫るドキュメンタリー映画です。彼の半生を描いたハリウッド映画作品に『クンドゥン』、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』がありますが、今回は、掟破りの日本映画。

御歳80歳を迎えるダライ・ラマ14世。2011年に政治的最高指導者としての地位を降りてもなお、影響力を失うことなく世界中を駆け巡る。大局を見極める眼力に裏付けられたその揺るぎない姿勢の原理はチベット仏教の教えに基づく”利他の思い”にあるが、その言動は極めて合理的で実利的。時には皮肉とユーモアを交え、恣意的な誘導を見事にかわす姿は策士の佇まいをも思わせる。

正直、よく判らない人だな…、というのが私の印象。ま、ドキュメンタリーは必ず何らかの意図を孕んでいるので、鵜呑みにはできなけれど、人間ダライ・ラマは、人間的魅力を湛えた捉えどころのない聖人だった。ただ一つの目的のために、全てを削ぎ落としたシンプルな意志こそが、何物より強固になれる。信念と誇りこそが人を動かす。

ところどころに、制作側の政治的なメッセージが織り込まれていますが、それこそダライ・ラマ14世の嫌うところ。見る側にとっては、その映像から彼の真意だけを読み取る事が重要です。
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  •   09, 2015 23:00
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