SELMA…グローリー/明日への行進…

監督:エヴァ・デュヴァネイ
キャスト演:デヴィッド・オイェロウォ、トム・ウィルキンソン、カーメン・イジョゴ、ジョヴァンニ・リビシ、アレッサンドロ・ニヴォラ、キューバ・グッディング・Jr、ロレイン・トゥーサント、テッサ・トンプソン、キース・スタンフィールド、ティム・ロス、オプラ・ウィンフリー


(allcinema映画データベース) 
アメリカの公民権運動の重要な節目となった“セルマの大行進”を題材に、非暴力を貫いた黒人指導者、マーティン・ルーサー・キング・Jr.(キング牧師)の闘争の軌跡と偉大な功績を、苦悩と葛藤を抱えた人間味あふれる人物像とともに描いた感動作。主演は「アウトロー」のデヴィッド・オイェロウォ、共演にトム・ウィルキンソン、ティム・ロス、オプラ・ウィンフリー。監督はデヴィッド・オイェロウォも出演した前作「Middle of Nowhere」で高い評価を受けた期待の黒人女性監督エヴァ・デュヴァネイ。また、コモンとジョン・レジェンドが歌う主題歌「Glory」は、みごとアカデミー賞歌曲賞を受賞。
 1965年、アメリカ。前年にノーベル平和賞を受賞したキング牧師は、差別撤廃に理解を示すジョンソン大統領への働きかけとともに、黒人の選挙人登録を妨害し続ける南部アラバマ州での抗議運動に力を入れていた。そんな中、セルマから州都モンゴメリーへと向かう黒人のデモ行進が白人の州警察らによって襲撃される事件が起きる。その様子はテレビでも報じられ、アメリカ中に衝撃をもたらした。やがてキング牧師の呼びかけに応じ、人種の壁を越えて全国から多数の人々がデモ参加のために集まってくるが…。




人種問題の根深さを意識させる不幸な事件が絶えることのない現代アメリカですが、本作は、そのアメリカで50年前に巻き起こった公民権運動をテーマに、キング牧師の人間像を描くヒューマンドラマとなっています。
人の心に潜む差別意識は、歪んだ社会構造によってもたらされる偏見の積み重ねによって生まれ、世代から世代へ連綿と語り継ぐ事で強固な思想へと変貌する。理屈を超えた負の遺産は無自覚というバリアで保管され、何を持ってしても消滅させる事は難しい。残念ながら、理不尽な差別を助長する社会と経済の歪みは繰り返し形成され、今もなお、新しい差別を生みだしているのかもしれません。

地道な教育と啓蒙活動こそが唯一無二の手法と信じるキング牧師の人となりを描くデヴィッド・オイェロウォの演技が光ります。
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  •   24, 2015 07:00
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