LOCKE…オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分…

監督:スティーヴン・ナイト
キャスト:トム・ハーディ
声の出演: オリヴィア・コールマン、ルース・ウィルソン、アンドリュー・スコット、ベン・ダニエルズ、トム・ホランド、ビル・ミルナー



(allcinema映画データベースよりコピペ)
スクリーンに映る登場人物は、全編を通してハイウェイを走行する車のドライバーだけという大胆なスタイルで描かれた異色ドラマ。移動中に次々と掛かってくる電話での会話を通して、ある目的のために人生を棒に振ろうとしている主人公の運命をサスペンスフルに綴る。主演は「インセプション」「ダークナイト ライジング」のトム・ハーディ。監督は「堕天使のパスポート」や「イースタン・プロミス」の脚本で知られ、本作が「ハミングバード」に続いて監督2作目となるスティーヴン・ナイト。
 夜のハイウェイを走る一台のBMW。運転しているのは仕事も家庭も順風満帆な人生を送っていたアイヴァン・ロック。しかし一本の電話が彼の運命を一変させた。彼が向かっているのは遠く離れたロンドン。今夜は、愛する家族と自宅でサッカー観戦の予定だった。しかも明日は、一大建設プロジェクトの着工を現場で指揮しなければならなかったというのに。そんなロックの行動に対し、激怒した上司が電話でクビを宣告し、妻は電話の向こうで取り乱してしまう。




引き続き、個人的に今イチオシのトム・ハーディの主演作『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』。画面に登場する人物は、トム・ハーディ演ずる主人公アイヴァン一人。彼以外のキャストは、電話越しの音声のみで姿は見えず。舞台設定はBMW X5の車内。しかも86分の尺は、そのまま会話劇の経過時間と重なる。様々なアイデアを投入した斬新な意欲作です。
冒頭、仕事を終えて車に乗り込む主人公の表情から得られる情報はゼロ。しかし、帰路につくはずの車が突然大きくハンドルを切るところから、徐々に彼のシチュエーションが明らかになっていく。対同僚、対上司、対妻子、電話越しに交される会話を鍵に観る者は想像力を掻き立てられ、次第に明らかとなる主人公のある決意にたどり着く。
ここで、彼に同調できるかどうかが本作品の評価の分かれ目となるのですが、ハイ、私はガッツリと心掴まれました。そもそも、トム・ハーディが”お気に”ですし、理屈っぽい会話劇も大好き、より良き人生を歩まんとする青臭い志も指示できる。というわけで、ワタクシのツボにドンピシャはまった傑作でした。

一人芝居を貫徹したトム・ハーディはもちろんですが、電話越しに登場するボイスキャスト達も好演。そうだ、これはまるでラジオ劇。字幕を読みつつも、彼らの声の演技にも耳を傾けてほしい…。
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  •   25, 2015 14:00
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