MR. TURNER…ターナー、光に愛を求めて…

監督:マイク・リー
キャスト:ティモシー・スポール、ドロシー・アトキンソン、マリオン・ベイリー、ポール・ジェッソン




(allcinema映画データベースよりコピペ)
「秘密と嘘」「ヴェラ・ドレイク」の巨匠マイク・リー監督が、英国を代表する風景画家ターナーの実像に迫る伝記ドラマ。ターナーの後半生に焦点を当て、若くして名声を得ながら、ひとつの作風に固執することなく、老いてなお新境地を切り開いていくターナーの創作への情熱と、秘密主義を貫いた彼の知られざる素顔を、有名な逸話を織り交ぜつつ明らかにしていく。主演は本作の演技でみごとカンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた「ハリー・ポッター」シリーズのティモシー・スポール。
 19世紀のイギリス。著名な天才画家ターナーは、夏になるとスケッチ旅行を繰り返し、冬にはアトリエに籠って創作に没頭するという芸術にすべてを捧げる日々を送っていた。そんな彼を最愛の父が助手として支えてくれていた。やがて、その父が持病を悪化させ帰らぬ人に。悲しみに暮れるターナーだったが、港町マーゲイトの未亡人ソフィア・ブースとの交流が彼の心を慰め、癒していった。




マイク・リーといえば、イギリス庶民生活に深く切り込み、人生の機微をきめ細やかに描くその手腕が高く評価されている監督。代表作の『ヴェラ・ドレイク』は、深い慈しみと哀しみが入り混じったほろ苦い作品だったっけ…。
その彼が、イギリスの画家ターナーの後半生を静謐なタッチで綴ったのが本作品。天才であるが故の孤独と、命を削りながらも創作意欲に囚われる彼の苦悩が描かれています。

何と言っても、主役ターナーを演じたティモシー・スポールの成り切り振りが凄い。作品のストーリーはあくまでも断片的なエピソードの積み重ねであるにもかかわらず、画面からはターナーの創作にかける情熱が感じられ、まさしく芸術に生きる人がそこに居ると納得させられます。
高名な芸術家は、得てしてその私生活において自らのエゴを最優先することを是とするもの。ターナーもやはり例外にあらず、家人としては時に不遜となり哀しみをもたらす姿は醜くもあるのですが、そのあたりも圧倒的な存在感と演技で万人を唸らせるティモシー・スポールに拍手を送りたい。

しかしなあ、抑揚のないストーリーで尺が2時間半となると、さすがに長い。ターナーの作品に興味がないと、ちとつらいかも…。
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  •   10, 2015 14:00
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