DANNY COLLINS…Dear ダニー 君へのうた…


監督:ダン・フォーゲルマン
キャスト:アル・パチーノ、アネット・ベニング、ジェニファー・ガーナー、ボビー・カナヴェイル、ジョシュ・ペック、メリッサ・ブノワ、クリストファー・プラマー




(allcinema映画データベースよりコピペ)
アル・パチーノがジョン・レノンからの手紙を受け取ったことで自らの人生を見つめ直すベテラン大物ロック・ミュージシャンを演じるヒューマン・ドラマ。「カーズ」「ラブ・アゲイン」の脚本家ダン・フォーゲルマンが、ジョン・レノンが新人ミュージシャン宛てに書いた励ましの手紙が、数十年後に本人に届いたという実話をヒントに脚本を書き上げ、監督デビューも飾った。共演はアネット・ベニング、ジェニファー・ガーナー、ボビー・カナヴェイル、クリストファー・プラマー。
 ショウビジネスの世界で大成功を収めたベテラン・ロック歌手のダニー・コリンズ。新曲は何年も出てないが、ステージに上がれば満員の観客に大歓声で迎えられ、往年の大ヒット・ソングを歌えばみな大喜び。まるで充実感のないぬるま湯の日々に、空しさばかりが募っていく。そんなある日、長年マネージャーを務めている親友フランクから、思いがけない誕生日プレゼントを手渡される。それは43年前、雑誌で成功することへの不安を口にした新人のダニーに向けてジョン・レノンが書いた励ましの手紙だった。結局ダニーのもとに届くことのなかったその手紙を、フランクがコレクターから入手したのだ。崇拝するジョン・レノンの言葉に喝を入れられたダニーは、堕落しきった現状を改め、人生をやり直そうと決意する。そしてツアーをキャンセルすると小さなホテルに長逗留し、30年ぶりの作曲に取り組み始める。さらに、かつてグルーピーとの間に出来た顔も見たこともない息子トムとの関係を結び直そうと、彼のもとを訪ねるダニーだったが…。



またまた、ベテラン俳優が続きます。
今作は、アル・パチーノの完全ワンマン作品。しかもワンマンの名に相応しく、アル・パチーノの見事な実力を観る事ができます。さすがに上手いね。

ジョン・レノンの手紙による逸話がベースになっていますが、ポイントはムービー・スターのアル・パチーノが往年のロック・スターの悲哀を軽快に演じているところ。成長する音楽人としてあるべき姿とファンが求める変わらぬスター像の間で揺れ動く業界人の心理を端的に表現しています。彼自身、かつての若手スター像から見事に脱皮し、重厚で深みのある俳優へと変貌を遂げているわけですが、その事が軽快な演技の裏付けとなり、作品にリアリティを与えているのかもしれません。

疎遠となっていた息子とのエピソードは、単なるサイドストーリーになっていたはずなのに、終盤で見事なフェイントを見せて小洒落たエピローグへと繋がります。脇を固めるアネット・ベニングとクリストファー・プラマーの控えめな演技も見逃せない。良作には、良い脚本と名優が欠かせない、そんな普通の事を改めて感じさせる作品でした。
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  •   20, 2015 17:45
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