TWO RAGING GRANNIES…シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人…

監督:ホーヴァルド・ブスネス

(allcinema映画データベースよりコピペ)
世の中の様々な問題に対して抱いた素直な疑問と怒りを、ユーモアをまといながら異議申し立てするおばあちゃんたちの活動組織“RAGING GRANNIES(怒り狂うおばあちゃんたち)”。その活動に興味を持ったホーヴァルド・ブスネス監督が、メンバーである親友同士の2人のアメリカ人おばあちゃん、シャーリーとヒンダにカメラを向け、孫たちの未来を心配する2人が、“経済成長”を前提とした社会のシステムへの疑問を、大学教授や金融関係者にぶつけていく体当たり珍道中の行方を記録した経済ドキュメンタリー。

超低金利政策が世界的規模で維持される昨今では、今まで投資という言葉に消極的だった日本人の間でも資産運用の重要性が謳われるようになりました。だって、銀行に預けてたって一向に増えないんだもの。しかも公的年金の先細り感は増すばかりで、不足が予想される老後の年金原資は自己責任で準備しましょう…って、声高に叫ばれてます。
そうなると、知りたいのは世の中のお金の動き。地域経済なんていう局論じゃなくって、物価・株価・金利・為替・原油・地政学etc. あらゆる指標をもとにした世界経済のメカニズムに関心を持たずにはいられない。わずかとはいえ、そんな巨大なメカニズムの中に自分の大切な資金を投入するとなれば、そりゃあ、真面目にもなるわよ。

が、しかし、このドキュメンタリーに登場する二人の高齢者は、そういった切実な事情で活動しているのではなく、まずは『成長ありき』という命題を大前提とした経済の動きに、漠とした不安を持っているに過ぎません。おそらく、彼女たちの老後生活には問題がないのでしょう。ただただ単に、社会システムに対し根本的な疑問を抱き突撃する。。。残念ながら、私は、彼女たちの活動に必然性を感じず、その暴走ぶりに全く共感できませんでした。

誤解を恐れず言えば、経済ドキュメンタリーではなく、彼女たちが行く先々で受けた不当な扱いを、かなりの悪意を持って誇張したプロパガンダ作品ではないかと。一説によれば、エコロジー経済学者たちのバックアップがあったとされていますが、老人の闊達ぶりを姑息に利用することは許されません。久しぶりに残念な気分にさせてくれた作品でした。
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  •   08, 2015 22:55
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