THE FAREWELL PARTY…ハッピーエンドの選び方…j

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監督:シャロン・マイモン、タル・グラニット
キャスト: ゼーヴ・リヴァシュ、レヴァーナ・フィンケルシュタイン、アリサ・ローゼン、イラン・ダール、ラファエル・タボール



(allcinema映画データベースよりコピペ)
発明好きの老人が、延命治療に苦しむ親友の願いを聞き入れ、自ら最期の時を選べる安楽死装置を開発したことから巻き起こる命を巡る騒動をユーモラスに描いたヒューマン・コメディ。監督は、これまでにコンビで3本の短編を手がけているシャロン・マイモン&タル・グラニット。
 エルサレムの老人ホームで妻のレバーナと一緒に暮らすヨヘスケル。彼の趣味は発明。みんなの生活が少しでも楽になればと、日々ユニークな発明に精を出していた。そんなある日、末期の病気で望まぬ延命治療に苦しむ友人マックスから、楽にさせて欲しいと苦しまずに死ねる装置の発明を所望される。レバーナは猛反対するが、親友の切なる願いを叶えるべく、同じホームの仲間たちの協力も得て、自らスイッチを押して静かに最期を迎えられる安楽死装置を発明する。ところが、秘密にしていたはずのその発明は、瞬く間にイスラエル中に評判が広まり、殺到する依頼の対応にてんてこまいとなるヨヘスケルだったが…。



最近は、外国映画でも老人問題を扱う作品が多く見られるようになりました。迫り来る長寿社会に不安を抱くのは、何処も同じということでしょうか。本作は、馴染みの少ないイスラエル映画。イスラエルっていえば中東紛争の主役で、海外ニュースでは度々登場しますが、実際の一般市民の生活ぶりについては殆ど知らないことばかりです。そこで、邦題の『ハッピー・エンド…』って、何?って興味惹かれて見てまいりました。が、コレ、違います。安楽死をテーマにした、実に笑えないコメディ作品でした。

不治の病に侵された患者の尊厳死は、いろいろ議論の及ぶところ。確かに、主人公が発明した安楽死装置が周囲に及ぼす様々な影響が、笑いを誘うエピソードと共に語られています。そして、したたかな”老人力”の可笑しさと切なさは心に滲みるモノがあります。
ところがこの作品、終盤になって認知症患者をめぐるストーリーに転じたところで、私ビックリ仰天しました。認知症患者にとっての未来を、何の哲学にも何の宗教感にも触れること無く切り捨ててしまうあっけないラスト。これが高齢者の偽りない真実の姿と言われれば、返す言葉も見つかりませんが、余りに浅薄な語り口は、後味の悪さだけを感じることとなりました。

果たして、長寿はリスクなのか…。残念な世の中になったものです。。。

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  •   08, 2015 22:20
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