MATTERHORN…孤独のススメ…


監督:ディーデリク・エビンゲ
キャスト:トン・カス、ルネ・ファント・ホフ、ポーギー・フランセン、アリーアネ・シュルター、ヘルマート・ヴァウデンベルフ、エリーセ・シャープ、アレックス・クラーセン





(allcinema映画データベースよりコピペ)
オランダの田舎町を舞台に、最愛の妻を亡くし、孤独に生きる男が、ひょんな成り行きからほとんど喋らない謎の中年男と共同生活を送るハメになり、単調だった日常が様変わりしていく中で、思いがけず自らの人生を見つめ直していく姿を描いたコメディ・ドラマ。出演は、いずれもオランダのベテラン俳優トン・カス、ルネ・ファント・ホフ、ポーギー・フランセン。監督は、俳優としても活躍し、これが長編監督デビューとなるディーデリク・エビンゲ。
 オランダの小さな村に暮らすフレッド。最愛の妻を亡くし、息子とも音信不通で、孤独な生活を送っていた。規則正しく単調な毎日を繰り返し、人付き合いも必要最小限だけ。そんなある日、テオと名乗る素性の全く分からない男が村に迷い込んでくる。ほとんど言葉を話さず、どこに住んでいるのかも分からないテオは、フレッドが庭掃除のお礼に食事をご馳走すると、そのまま家に居着いてしまう。最初はテオとの奇妙な共同生活に困惑気味のフレッドだったが、ざわめき始めた日常は笑顔を忘れたフレッドの気持ちにも変化をもたらしていく。そして、いつしか不思議な絆で結ばれていくフレッドとテオだったが…。




さらに、孤独な熟年男性の物語が続きます。しかしこちらはオランダの片田舎、村民は毎週末教会に集うという、カトリックの教義に縛られた世界が舞台です。
導入部から登場するテオを巡って様々なエピソードが語られますが、イマイチお話の全体像がつかめず、かなり戸惑いました。静かに描かれる主人公フレッドの頑なな生活ぶりを眺めつつ、隠された伏線を探す。そこには孤独をかみしめつつ、テオとの生活を肯定的に捉えようとする主人公の葛藤が見え隠れします。

一体彼は、何に惑っているのか…。はい、終盤見事に昇華しました。主人公フレッドが、一辺倒な価値観の呪縛から解放される瞬間が独特の感慨をもたらします。振り返ってみれば、冒頭に流れる幼い頃の息子の歌声が、最大の伏線でした。見事な脚本です。
実は私、父子モノにめっぽう弱い。という訳で、一気に語られる父子の物語に完全にノックアウトを喰らった作品でした。
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  •   07, 2016 18:32
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