DE SURPRISE…素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店…

サプライズ
監督:マイク・ファン・ディム
キャスト:イェロン・ファン・コーニンスブルッヘ、ジョルジナ・フェルバーン、ヤン・デクレール、ヘンリー・グッドマン



(allcinema映画データベースよりコピペ) 
生きる意味が見出せず、依頼人の死を手助けする謎の代理店の顧客となった大富豪が、思いがけず恋に落ちたことから、契約履行を目論む殺し屋の手を逃れるべく繰り広げる奇想天外な逃避行の行方をブラックなユーモアで描いたドタバタ・サスペンス・ラブコメディ。主演は「LOFT -完全なる嘘(トリック)-」のイェロン・ファン・コーニンスブルッヘ、共演に「人生はマラソンだ!」のジョルジナ・フェルバーン。監督は長編デビュー作「キャラクター/孤独な人の肖像」で第70回アカデミー外国語映画賞を受賞したマイク・ファン・ディム。これが待望の長編第2作となる。
 母親が亡くなり、天涯孤独となったオランダの大富豪ヤーコブ。莫大な資産を寄付し、身辺整理をして、かねてからの願いだった自殺を試みる。しかしなかなか上手くいかず途方に暮れていたところ、ひょんなことからブリュッセルにある奇妙な代理店“エリュシオン”の存在を知る。そこではなんと、顧客のあの世への旅立ちを請け負っていたのだった。ヤーコブはさっそく、いつ、どこで、どのように死ぬかおまかせという“サプライズ・コース”を契約する。ところがその直後、同じサプライズ・コースを申し込んだ女性アンネと運命的な出会いを果たし、図らずも人生が輝き出す。しかしエリュシオンに延期を申し入れるも解約は不可とのこと。確実に迫る“サプライズ”から逃れるため、アンネとともに逃避行の旅に出るヤーコブだったが…。




ちょっと前に見た『孤独のススメ』は面白い作品でしたが、今作もまた中々興味深いオランダ映画です。ロマンチックなストーリーとはいえ、オリジナルタイトル "DE SURPRIE" のとおり、正に驚きの連続。単なるドタバタコメディと言い捨てる事はできない、奥深いテーマを湛えた作品でした。

幼い頃のトラウマから一切の感情を自覚できなくなった主人公が、エリュシオンという如何わしい自殺幇助の代理店に巡りあう事で、魂を徐々に覚醒させる過程が実にチャーミング。そして年老いた元執事との交流を丁寧に描くことで死生観を際立たせ、作品の格調をグッと高めています。
そして、もう一点。インド系のエリュシオンの社長が、ドサクサに紛れて放つ一言が心に残りました。「今は非合法の事業だけれども、高齢化が進む事が明らかな将来に、この仕事はいずれ必要となるに違いない。」安楽死が認められているオランダとはいえ、これはキョーレツな発言でした。肉体的に治癒不可能である事と同様に、精神的な復活が望めない事の不幸を示唆しているのかもしれませんなあ。。。
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  •   07, 2016 19:04
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