LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT…神様メール…

神様メール
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
キャスト: ブノワ・ポールヴールド、カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワ・ダミアン、ヨランド・モロー、ピリ・グロイン、ローラ・ファーリンデン、セルジュ・ラヴィリエール、ディディエ・ドゥ・ネック、ロマン・ゲラン、マルコ・ロレンツィーニ、ダヴィッド・ミュルジア



(allcinema映画データベースよりコピペ)
「トト・ザ・ヒーロー」「ミスター・ノーバディ」のベルギーの鬼才ジャコ・ヴァン・ドルマル監督が、神様は退屈しのぎにパソコンで人々の人生を弄ぶ意地悪なおっさんという過激な設定で贈る奇想天外ファンタジー・コメディ。そんな神様の10歳になる娘が反乱を起こし、人々の余命をメールで知らせてしまい、世界中に混乱が広がる中、人間界に舞い降りた娘が悩める人々と繰り広げる奇跡の数々を、シニカルかつ遊び心あふれる筆致で描き出す。出演は神様役に「ココ・アヴァン・シャネル」のブノワ・ポールヴールド、その娘役に「サンドラの週末」のピリ・グロイン。共演にカトリーヌ・ドヌーヴ、ヨランド・モロー。
 世界を創造した神様はブリュッセルのアパートで家族と暮らしていた。神様はパソコンで世界を操り、人々の生活を面白半分に引っかき回して楽しんでいた。10歳の娘エアはそんな父に反発し、父のパソコンで全人類にそれぞれの余命を知らせるメール送信してしまう。そして兄JC(イエス・キリスト)のアドバイスに従い、そのままアパートから家出すると、大混乱の街に繰り出し、6人の使徒を探す旅に出る。こうして、冒険家になりたかった会社員や殺し屋に転身した元保険セールスマン、夫との関係が冷え切った主婦など、悩める人々と巡り会い、小さな奇跡を起こしていくエアだったが…。






まず、これ、『神様メール』という邦題がしっくりこない。確かに、神様のパソコンから、全ての人類に余命お知らせメールが送信されてしまうのですが…。

オリジナルタイトル "LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT" は、完全なる新しい聖書の意。英語タイトルで見ると"The bran new testament"(真新しい聖書)"。要するに、旧約聖書でもなく、新約聖書でもなく、次の新しい聖書っていう意味ですね~。
実は、ヒロインの父は旧約聖書に纏わるユダヤ教の神。兄は新約聖書に纏わるあのイエス・キリスト。そして、新たな聖書を記すべく6人の使徒を探し求める妹エアが、本作のヒロインという構図となっています。彼女が新たな使徒に巡り会う度に、ダヴィンチの"最後の晩餐"にその肖像が加えられていく過程が実にユニークです。

余生を知らされた人々の迷走ぶりを非常に軽いノリのコメディタッチで描く裏で、新約・旧約両聖書を反故にする辛辣なカトリック批評を忍ばせた作品を、カトリック信者はどう受け止めるのか興味そそられますなあ。特に、ヒロインの母、女神さまが思いもかけず活躍するヘナヘナのエンディングが秀逸。。。
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  •   18, 2016 08:50
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