Le pere de mes enfants…あの夏の子供たち…



映画制作会社を経営する敏腕プロデューサーが、100万ユーロを超える負債を抱え、衝動的(?) に拳銃自殺したその後の、家族の心象を描く『あの夏の子供たち』。

映画制作の仕事とその資金繰りに忙殺される彼の日常を追う前半部分、夫あるいは父親をなくした家族の、悲しみを昇華させて行く過程を見つめる後半部分。カメラはいずれをも極めて静謐に語っている。
特に、家族と別荘で過ごす週末でさえ、携帯電話に縛られる主人公の孤独は限りなく深い。さらに、彼の死後、会社の残務整理に没頭する妻の姿は哀しいし、ティーンエイジャーの長女が、父親の死を受け入れ大人への成長を遂げる様が、これまた切ない。

映画全体の醸し出す空気が穏やかな分、いささか抑揚に欠けるけれど、それこそが、この映画の秀逸さに繋がっているんだろうな…。


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  •   16, 2010 22:32
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