High Rise…ハイライズ…

ハイライズ
監督:ベン・ウィートリー
キャスト:トム・ヒドルストン、ジェレミー・アイアンズ、シエナ・ミラー、ルーク・エヴァンス、エリザベス・モス、ジェームズ・ピュアフォイ、キーリー・ホーズ、ステイシー・マーティン




(allcinema映画データベースよりコピペ)
巨匠J・G・バラードのSF小説を「マイティ・ソー」のトム・ヒドルストン主演で映画化。上層階と下層階の間に大きな階級格差が存在する40階建て高層マンションを舞台に、ある出来事をきっかけに内部の秩序が破壊され、それまで死守されてきたヒエラルキーが崩壊していくさまを、不条理かつ退廃的なタッチで描き出す。共演はジェレミー・アイアンズ、シエナ・ミラー、ルーク・エヴァンス。監督は「サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~」のベン・ウィートリー。
 ロンドン郊外に高くそびえる高級タワー・マンション。スーパーマーケットはもちろん、ジムやスパをはじめあらゆる設備が完備され、何不自由ない生活が約束されたまさに理想郷。ここに越してきた医師のラングは、隣人たちによって毎晩のように開かれる派手なパーティに招かれ、新生活を謳歌する。ところがやがて、低層階に住むワイルダーから意外な事実を聞かされる。それはこのマンションが、フロアによる階級の棲み分けを設計の基礎にしているというもの。そして、下層の住民の不満は日に日に高まっているというのだったが…。





実はワタクシ、昨年春より某タワマンに居住しております。もちろん高層階ではありません。なので、全く無意味と思いつつも、エレベーターで高層階の居住者とご一緒する時、なんとなく微妙なヒエラルヒーを意識します。もちろん、不愉快な思いをするわけは無く、そんな事、馬鹿げたヒガミなんですけど…(笑)。

と冗談はさて置き、この『ハイライズ』、タワマンにおけるヒエラルキーをかなり歪曲し誇張する事で、人間の暗部に潜む不条理さを描いています。確かに、高度に洗練された社会では道徳心や良識によって民度は高められる、という定義に疑問をぶつける意欲作ではあるのですが、いかんせん、登場人物たちのの行動があまりに唐突で理解不能。要するに、それぞれのキャラの掘り下げが足りないので、挿入されるプロットに説得力が無いのです。これじゃあ、ただの乱痴気騒ぎではないですか。せっかくの興味深いテーマが不発となった残念な作品でした。

ここんとこ、何かと目に付く主役のトム・ヒルドストン。劇中でどんな状況に陥ろうと、ワイシャツとネクタイは決して手放しません。細身の彼の身のこなしはあくまでも美しいので、ファンにとっての鑑賞用には良いかもね…。
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  •   09, 2016 16:23
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