EL CLAN…エル・クラン…

エルクラン
監督:パブロ・トラペロ
キャスト:ギレルモ・フランセーヤ、ピーター・ランサーニ、リリー・ポポヴィッチ、ガストン・コッチャラーレ、ジゼル・モッタ、フランコ・マシニ、アントニア・ベンゴエチェア、テファニア・コエッスル




(allcinema映画データベースよりコピペ)
一見ごく普通の裕福な一家が、実は家族ぐるみで身代金目的の誘拐を繰り返していたという衝撃の実話を描き、2015年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)に輝いたアルゼンチン製実録犯罪ドラマ。主演は「瞳の奥の秘密」のギレルモ・フランセーヤ。監督は「ハゲ鷹と女医」のパブロ・トラペロ。
 軍政から民政への移行期にあった1980年代のアルゼンチン。裕福でご近所の評判も申し分ないプッチオ家は、父アルキメデスを中心に平和で幸せな暮らしを送っていた。しかしマルビナス戦争(フォークランド紛争)の敗戦が引き金となり、軍事政権内で働いていたアルキメデスは職を失ってしまう。ある日、アルキメデスは長男アレハンドロの友人を誘拐し、自宅に特設した専用の部屋に監禁する。誘拐事件に街がざわつく中、プッチオ家ではいつもと変わらない穏やかな時間が流れていくのだったが…。







アルゼンチン映画って中々の粒ぞろいで、記憶に新しいところでは『人生スイッチ』、少し前には『瞳の奥の秘密』がありました。特に後者は珠玉のサスペンス映画で、ハリウッド版リメイク作品『シークレット・アイズ』が日本公開されたばかり。しかしオリジナルには遠く及ばず、『瞳の…』が格段に優れている事を思い知らされたっけ。。。


そして今作、なんともハイテンションなクリミナル作品がやってきました。何が凄いって、このファミリービジネスを主導する父親アルキメデスが、強烈な自己肯定思考を貫き通す点です。軍政の保護があったとは言え、誘拐を生業とする事に全く罪悪感を覚える事なく、しかも逮捕後、服役中に弁護士資格を獲り自己弁護に努めたというオマケ付き。自己肯定もここまで来れば、ある意味立派ですわ。

軽快なアメリカンポップスに乗せて綴られる誘拐劇は長男アレハンドロの心理を揺さぶり、遂には致命的な訣別をもたらす。凄まじい実録モノを、高揚感でもって描き切る潔さはラテンの血のなせる技なのか。恐るべし、アルゼンチン映画。。。






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  •   29, 2016 18:06
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