OUR KIND OF TRAITOR…われらが背きし者…j

われらが
監督:スザンナ・ホワイト
キャスト:ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、ダミアン・ルイス、ナオミ・ハリス、ジェレミー・ノーサム




(allcinema映画データベースよりコピペ)
ジョン・ル・カレの同名ベストセラーをユアン・マクレガー主演で映画化したスパイ・サスペンス。平凡な大学教授とその妻が、ロシアン・マフィアの大物が画策する英国への亡命計画に巻き込まれて繰り広げる危険な大冒険の行方を、関係者それぞれの濃密な人間ドラマとともに描き出す。共演はステラン・スカルスガルド、ナオミ・ハリス、ダミアン・ルイス。監督は「ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ」のスザンナ・ホワイト。
 弁護士である妻ゲイルとの関係修復を図るべく、モロッコへと休暇にやってきた英国人大学教授ペリー。ひょんなことからロシア人のディマと知り合い、いつしか心を許していく。そんなペリーに、ディマは思いも寄らぬ告白を始める。実は彼は、ロシアン・マフィアでマネー・ローンダリングを担当していたが、今は組織から命を狙われる身となっていたのだ。そこで自分と家族の英国亡命を希望する彼は、組織の情報が入ったUSBメモリーをMI6に渡してほしいとペリーに依頼する。ディマの家族の命がかかっていると知り、戸惑いつつもこれを引き受けるペリーだったが…。





原作者ジョン・ル・カレの作品は他にも映画化されており、製作総指揮に加わるだけでなく『裏切りのサーカス』では出演までしちゃってます。

われらが背きし者 (2016) 原作/製作総指揮  
誰よりも狙われた男 (2013) 原作/製作総指揮
裏切りのサーカス (2011) 原作/出演/製作総指揮
ナイロビの蜂 (2005) 原作  
テイラー・オブ・パナマ (2001) 脚本/製作総指揮/原作

と、どれもこれも私のお気に入りの秀作ばかりですが、ざっと並べれば一目瞭然。いずれも、MI5とMI6に所属していた経歴を生かし、国家的な某略と諜報活動に纏わる生々しいエピソードを、リアリティある精緻なドラマに仕立てていますね。本作品『われらが背きし者』は、スパイサスペンスというよりも、ロシアンマフィアの亡命ミッションに利用された英国人夫婦の恐怖と彼らの誇りを描く心理ドラマと言えます。

ユワン・マクレガーとナオミ・ハリスはいかにも有りそうな今時の夫婦を演じ、マフィアからの離脱を試みるロシア人を演じたステラン・スカルスガルトの怪演も見事。そして、MI6内部での権力争いと確執をリアルに体現したヘクター役ダミアン・ルイスの存在感も欠かせません。ロシアマフィアの暗躍を背景にそれぞれの思惑と矜持がせめぎ合い、緊張感のあるストーリーが展開します。

一般人が見ず知らずのマフィアの亡命ミッションにここまで入れ込むか?とも思いますが、緻密な心理ドラマを最後まで味わう事ができる作品。オススメです。





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  •   25, 2016 12:21
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