LA DERNIERE LECON /THE FINAL LESSON…92歳のパリジェンヌ…

92歳
監督:パスカル・プザドゥー
キャスト:サンドリーヌ・ボネール、マルト・ヴィラロンガ、アントワーヌ・デュレリ、ジル・コーエン、グレゴワール・モンタナ、ザビーネ・パコラ




(allcinema映画データベースよりコピぺ)
尊厳死を決断したジョスパン仏元首相の母とその娘との最期の日々を綴った実話『最期の教え』を基に描く感動作。92歳の誕生日に突然2ヵ月後に尊厳死すると宣言した母の信念と、その決断を受け止めきれずに激しく動揺する家族の葛藤の行方を見つめる。出演はマルト・ヴィラロンガとサンドリーヌ・ボネール。監督は、これが長編4作目の女性監督パスカル・プザドゥー。
 若い頃は社会運動に積極的に関わり、奔放な恋愛も重ねてきた元助産師のマドレーヌ。年老いた今も、子どもたちの世話にはならないとひとり暮らしを続けているものの、寄る年波には勝てず、日々“ひとりでできないこと”が増えていく。そんな中で迎えた92歳の誕生日。彼女は祝福する家族を前に“2ヵ月後に私は逝きます”と宣言する。息子のピエールは感情的になり、母の身勝手な決断は断じて受け入れられないと、何が何でも計画を阻止する構え。一方、娘のディアーヌも到底納得できないと思いつつも、自分らしく人生を全うしたいという母の信念を尊重したい気持ちも芽生え、激しく揺れ動くのだったが…。







高齢者を主役とした作品が続きます。とは言っても、今回は尊厳死がテーマ。『或る終焉』『君がくれたグッドライフ』『ハッピーエンドの選び方』などなど、テイストこそ違い今年はこの種の作品の当たり年???


近年、日本公開される洋画には高齢化社会を扱った作品が多く、ここにも老人の財布を狙った興行主の商業略が見え隠れしている事は否めません。そんな私も高齢者カテゴリーに片足突っ込んでいるような情況なので文句は言えないけれど、平日昼間の都心の映画館はホント!高齢者で賑わってます(笑)。何しろシニア層は、年中一律1,000円で見られますものね。
特に本作は92歳の女性が主役とあって、さほど広くないハコは高齢女性でほぼ満席。実はマナーが余り宜しくない方も居たりして、作品内容も含め色々思い及ぶ鑑賞となりました。

まず、『92歳のパリジェンヌ』と言う砂糖菓子のような安直な放題に、何をか言わんやっつう疑念がこみ上げる。オリジナルタイトルは"最期の教え"なんです、ヒロインがパリジェンヌかどうかは、ひとかけらもテーマになってない!己れの理性に従い人生の幕引きを試みる母親の、強烈な自己愛がテーマなんです!そんな母親の自我に右往左往する子供たちもまた、自らの真の自我に向き合うこととなり、その事こそが、母親の偉大なる最期の教えに繋がるのです。

実際の老人介護の熾烈さに触れない事に若干の違和感が残りますが、母娘の情愛のむこうにある自我の確立にスポットを当てた人間ドラマとして見てもらいたい作品です。



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  •   15, 2016 20:00
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