The Wave : Die Welle・・・ウェイブ



ドイツのとある高校で行われた、独裁政治を体験する五日間の実験授業。リーダーを敬い服従し、発言には許可を要し、グループメンバーは助け合い、制服として白シャツを着用する。

何の共通のイデオロギーも待たないごく普通の高校生が、上記のルールを守ることにより、全体主義の狂気にのめり込んでいく様子を描いた、怖~~~いドイツ映画。これ、アメリカの高校で実際に起きた事件を元に、ドイツで映画化された事にめちゃくちゃ意味がある。
発端はあくまで実験授業だったのに、授業グループ DIE WELLE の活動は授業の枠をはみ出し一人歩きし始める経緯は、人々のシンプルな熱狂の波の強さと恐ろしさを見せつけ、宗教、差別意識、憎しみが引き起こしてきた人類による過去の数々の過ちが蘇る。

教師が最初に述べた『独裁は正しくない』というメッセージは掻き消え、終盤、彼の制御も虚しく悲劇が起きる。自分のあるべき姿を心に深く問いかける稀有な映画です。
スポンサーサイト
  •   21, 2010 23:53
  •  0
  •  0

Comment 0

Leave a comment