EXTRAORDINARY MEASURES…小さな命が呼ぶとき…


邦題を見て、「何これ、やだ。」と鑑賞拒否を決めていたこの映画。プロのレヴューや新聞記事で、所謂涙誘う闘病映画でなくビジネス・起業モノと知り、早速公開初日に観てきた。結果、◎とまでは行かないけれど、充分にマルでした。確かに原題の『EXTRAORDINARY MEASURES(並外れた手段)』じゃ観客呼べないのは判るけど、配給会社さん、もうちょっとセンスを働かせるべきですよォ。

『ロレンツォのオイル/命の詩』を思い起こさせるシチュエーションながら、二人の病児を抱えるこちらの父親(ブレンダン・フレイザー)は、偏屈天才生化学者(ハリソン・フォード)を担ぎ出し、新薬製造のためのベンチャー企業を立ち上げる超アメリカ的ガンバル・ダディ。
片や強く美しい母親も、あらゆる医療サービスを活用し子供たちとの生活を明るくマネージメントし、当の子供たちは活発に電動車椅子で駆っ跳ぶ…と、湿っぽさを排除したアグレッシブな描写は、新薬開発ビジネスの世界で悪戦苦闘する父親の姿に呼応し、小気味良いアクセントになっている。

利潤追求の企業論理と当事者としての感情論を対立させる筋立ては、伏線となって終盤の展開にあざとく昇華するけれど、その辺の奇麗事は大目に見て、爽やかな気持ちでこの映画を支持したい。

ハリソン・フォードは相変わらず気難しい頑固者を演じ、ブレンダン・フレイザーは加齢と共に体重を増やし、貫禄あるパパを演ずる。いろんな意味で時間の流れを感じる映画だった。。

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  •   24, 2010 18:37
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