A BIGGER SPLASH…胸騒ぎのシチリア

シチリア
監督:ルカ・グァダニーノ
キャスト:レイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソン、マティアス・スーナールツ、ティルダ・スウィントン、オーロール・クレマン




(allcinema映画データベースよりコピペ)
1968年のフランス映画「太陽が知っている」をティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソン、マティアス・スーナールツの共演でリメイクしたミステリー。恋人とシチリアの孤島にバカンスやってきた人気歌手の前にかつての恋人が娘を連れて現われ、やがて愛憎渦巻く人間模様が思いも寄らぬ事件を引き起こすさま描く。監督は「ミラノ、愛に生きる」のルカ・グァダニーノ。
 声帯の手術を受けた世界的なロックスターのマリアンは、静養のため年下の恋人ポールを連れてシチリアのパンテッレリーア島へバカンスにやって来る。2人で静かに過ごそうとしていたマリアンだったが、元彼でカリスマ音楽プロデューサーのハリーがセクシーな娘ペンを伴い、強引に押しかけてくる。エネルギッシュに歌い踊り、ひたすら騒々しいハリーにすっかりペースを乱されるマリアン。そんなハリーの狙いはマリアンとの復縁だった。一方、どこか掴み所のないペンも、好奇心の赴くままにポールへと接近していくが…。




もうさあ、これ、ひと言で言い表せば、浮世離れしたセレブ達の痴話喧嘩。オスカー級のキャストから始まり、シチリアの世界遺産パンテッレリーア島という舞台もそう、ローリング・ストーンズの楽曲もそう。ヒロインのティルダ・スウィントンの着ている衣装も彼らが滞在する別荘も、とにかく、全てにおいて呆れるほど超ゴージャスです。我々一般庶民には到底受け入れ難い。
が、しかーし、そこがこの作品の肝で、このセッティングの下に描かれるのは、虚飾の陰に蠢く人間の性。登場人物それぞれが、自らのエゴを惜しみなくさらけ出しお互いを消耗させる展開から目が離せません。

ティルダ・スウィントンの台詞を極力抑えた演技が官能的。語る事と演じる事は決して同一ではないことを教えてくれます。その対極として、躁状態のレイフ・ファインズも一見の価値アリ。
四つ巴の愛憎劇の決着にいささか戸惑いも感じますが、主人公達を待ち受ける波乱を予見出来るとも言えるでしょう。常人の良識なんて、彼らのフィールドには似つかわしくない。。。
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  •   24, 2016 00:45
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