DER STAAT GEGEN FRITZ BAUER…アイヒマンを追え!ナチスが最も畏れ他た男…

アイヒマン
監督:ラース・クラウメ
キャスト:ブルクハルト・クラウスナー、ロナルト・ツェアフェルト、リリト・シュタンゲンベルク、イョルク・シュッタオフ、ゼバスティアン・ブロンベルク、ミヒャエル・シェンク、ルーディガー・クリンク、ローラ・トンケ、ゲッツ・シューベルト、ダニー・レヴィ、ロバート・アツォーン




(allcinema映画データベースよりコピペ)
 ナチスの最重要戦犯アドルフ・アイヒマンは1960年に潜伏先のアルゼンチンでイスラエルの諜報機関モサドに拘束され、翌61年にエルサレムで歴史的な裁判にかけられた。本作は、このアイヒマン追跡に大きな役割を果たしたドイツ人検事フリッツ・バウアーの知られざる孤高の闘いを描いた歴史サスペンス・ドラマ。主演は「パリよ、永遠に」「ヒトラー暗殺、13分の誤算」のブルクハルト・クラウスナー。監督はTVを中心に活躍するラース・クラウメ。
 1950年代後半、西ドイツのフランクフルト。経済復興が進む一方、戦争の記憶が風化しようとしていく中、ナチス戦犯の告発に執念を燃やしていた検事長のフリッツ・バウアー。ある日、彼にもとにアイヒマンが偽名でアルゼンチンに潜伏しているとの密告状が届く。さっそく部下のカール検事とともに、証拠固めと潜伏場所の特定に奔走するが、周囲にはナチスの残党が目を光らせており、激しい妨害や圧力にさらされる。そこで国家反逆罪に問われかねない危険を冒し、極秘情報とともにモサドへの接触を図るバウアーだったが…。







新年明けて早々に名古屋へ戻ったものの、絶不調のヨレヨレ状態が続き中々映画館に行けずにおりました。記事更新も遅れましたが、ようやく回復。今年初鑑賞は、お正月映画としては硬いテーマとはいえ、見応えのある作品からスタートです。



アドルフ・アイヒマンがイスラエルで裁判に掛けられるに至る経緯の裏で、ユダヤ人検事のフリッツ・バウワーとイスラエルのモサド、そして司法と政治の世界に蠢くナチスドイツの残党の三者により繰り広げられた情報戦が、緊張感のある心理ドラマとして描かれています。
主人公フリッツ・バウワーは、新しいドイツ国家の真の正義を構築する為にはアイヒマンを本国ドイツで裁く事が不可欠と信じ、法を犯す事も辞さない覚悟で行動する。そこには、戦後十数年経たドイツでナチスドイツの戦争犯罪が正しく理解されていないという厳然たる事実が横たわり、バウワー検事の怒りにも似た心情と不屈の闘争心が熱く語られます。
またその一方で、同性愛者という彼のマイノリティな一面がカール検事というキャラクターにより象徴的に描かれ、彼の複雑なその人間性が物語に奥行きを与える。ラストシーンに至るまで、ひと息もつく暇の無い見事な脚本に感服いたしました。。。

予備知識が必要ではありますが、超オススメの作品です。昨年公開の『アイヒマン・ショウー…』、一昨年公開の『顔の無いヒトラーたち…』などなど、ぜひ一緒に。






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  •   13, 2017 06:19
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