EGON SCHIELE: TOD UND MDCHEN…エゴン・シーレ 死と乙女…

エゴンシーレ
監督:ディーター・ベルナー
キャスト:ノア・ザーヴェトラ、マレジ・リークナー、ヴァレリー・パフナー、ラリッサ・アイミー・ブライトバッフ、マリー・ユンク、エリザベト・ウムラウフト、トーマス・シューベルト、ダニエル・シュトレーサー、コルネリオス・オボニャ




(allcinema映画データベースよりコピペ) 
20世紀前半のウィーンを舞台に、スキャンダラスな裸体画で時代の寵児となった天才画家エゴン・シーレの28年という短くも波乱に富んだ生涯を、彼のヌードモデルを務めた女性たちとの関係に焦点を当てて描き出した伝記ドラマ。主演はモデル出身で本作が本格映画デビューとなる新人、ノア・ザーヴェトラ。監督は俳優出身で監督作はこれが日本初紹介となるディーター・ベルナー。
 1910年。せっかく合格したウィーン美術アカデミーを早々に退学したシーレは、16歳の妹ゲルティをモデルにした裸体画で頭角を現わしていく。そんな中、友人から褐色の肌のヌードモデル、モアを紹介されると、そのエキゾチックな魅力の虜となり、彼女をモデルに裸体画を製作、一躍脚光を浴びる。その一方で、モデルの座を奪われたゲルティは嫉妬を募らせていく。1911年。尊敬するグスタフ・クリムトのアトリエを訪れたシーレは、そこで赤毛のモデル、ヴァリを紹介される。やがて2人がノイレングバッハで同棲生活を始めると、ヴァリはシーレの運命のミューズとして、彼の芸術活動を公私にわたって全身全霊で支えていくのだったが…。








本作の主役エゴン・シーレが師と仰いだグスタフ・クリムトが、絢爛、官能、廃頽というイメージを醸し出しながらも、装飾家・画家として20世紀末ウィーンで名声を得る一方で、エゴン・シーレは異端の天才画家として波乱の人生を歩む。その画風は、あらゆる既成道徳を物ともせず、官能の向こうにある本能に迫る鋭い描写で私達を圧倒する。
数十年前になるけれど、エゴン・シーレの作品を初めて見た時の、心臓の奥底の、そのまた深淵を鷲掴みされたような衝撃は今でも忘れられない。スキャンダラスな裸体画は正に社会に対する反逆で、その当時、エゴン・シーレが好きだ…なんて言うのも憚かるイメージだった。でも、決して美しいとは言えないその作品には、人間の本質に迫ろうとする若者の覚悟が滲み出ていて、今でも私のお気に入りの画家の一人に変わりない。

しかーし本作は残念ながら、そんな私の思い入れとは全くかけ離れた、平板な伝記映画でした。まあ、『これが彼の実像です』と示されるなら、会ったこともない1世紀も前の画家だから、おとなしく『はい、そうですか』と答えるしかない。
しかしなあ、モデル女性たちとの関わりにスポット当てたとは言え、チイと浅過ぎやしませんか?と、作品から溢れ出る彼の主張が全く感じられないストーリーにちょっとガッカリした次第です。多分これは、主役のノア・ザーヴェトラが美し過ぎるではないか…。と、イロイロ文句を言いたくなる残念な作品でした。。。
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  •   10, 2017 10:24
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