JUSTE LA FIN DU MONDE…たかが世界の終わり…

たかが世界の終わり
監督:グザヴィエ・ドラン
キャスト:ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ




(allcinema映画データベースよりコピペ)
「わたしはロランス」「Mommy/マミー」のグザヴィエ・ドラン監督が、38歳の若さでこの世を去ったフランスの劇作家ジャン=リュック・ラガルスの戯曲を豪華キャストで映画化した家族ドラマ。自らの死を告げるために帰郷した34歳の主人公と、それを迎える家族の葛藤と、不器用ゆえの切ない心のすれ違いを緊張感あふれる筆致で描いていく。主演はギャスパー・ウリエル、共演にナタリー・バイ、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール。
 人気作家のルイは12年ぶりに帰郷し、疎遠にしていた家族と久々に顔を合わせる。目的は不治の病に冒され死期が迫っていることを伝えるため。幼い頃に別れたきりの妹シュザンヌは兄との再会に胸躍らせ、母マルティーヌは息子の大好きな料理で歓迎する。一方、兄のアントワーヌはひたすら刺々しく、その妻カトリーヌは初対面の義弟に気を遣いつつも戸惑いを隠せない。そうして食事を囲みながらの無意味な会話が続き、なかなか帰郷の目的を打ち明けられないルイだったが…。






グザヴィエ・ドラン監督の作品は『トム・アット・ザ・ファーム』『Mammy/マミー』を見ましたが、いずれもアンタッチャブルな心の闇を白日の元に晒す…といった衝撃的な作品で、ドラン監督の力量に圧倒された記憶があります。

今作はまた一層エグい作品です。たった半日ほどの出来事を描いているにもかかわらず、戯曲がベースとなっている為やたらセリフが多い。思い込みがもたらす会話の混迷に初めは混乱しましたが、家族間に潜む鬱屈の積み重ねが次第に露わになるにつれ、軋轢を解くすべがないことを思い知らされます。
そうだそうだ、家族だからって全てを許せる訳じゃない。家族愛がすべてを包み込む訳じゃない。砂糖菓子みたいな家族万歳映画よりもこっちの方がうーんと現実っぽい。家族だからこそ拗れ埋められない溝が生まれる事もあるんだよ。と、シビアな思いがよぎる一方で、確かに救いはないけれど不思議と腑に落ちる作品でもありました。



『マリアンヌ』でとびきり意思の強い女性を演じていたマリアン・コティヤールが、ここでは拗らせ男子でもある兄アントワーヌの妻に扮し、自己主張をためらう内気な女性を演じてます。これぞ正に七変化。兄役のヴァンサン・カッセルと妹役レア・セドゥが口角泡飛ばす口論も見ものです。


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  •   20, 2017 11:00
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