HOMO SAPIENS…人類遺産…

遺産
監督:ニコラウス・ゲイハルター



(allcinema映画データベースよりコピペ)
「いのちの食べかた」「眠れぬ夜の仕事図鑑」のニコラウス・ゲイハルター監督が、日本の福島原発事故被災地や長崎の軍艦島を含む、世界70ヵ所以上の“廃墟”や人々がいなくなった場所だけをカメラに収めた異色ドキュメンタリー。様々な事情で打ち捨てられ、朽ち果てていく人類の営みの巨大な痕跡の数々を、ナレーションや音楽、説明テロップ等を排した静謐な映像美で映し出していく。





オリジナルタイトル"HOMO SAPIENCE"とは、生物分類学上の種(species)としての人類という意味ですが、邦題は一歩踏み込んで『人類遺産』と。人々が去った後の廃墟を人類の人為的行為の結果としてとらえ、我々の営みの先にある未来を予見し提示する極めてメッセージ性の高いドキュメンタリー作品でした。
考えてみれば、全ての人工物は自然の摂理に抗う物で、自然の産物から作られたとはいえ然るべき処置を施さなければ決して自然にはかえらない。膨大な資本とエネルギーを注ぎ込みひたすら経済活動を続ける私達人類の行き着く先を暗示する映像は、一切の説明が添えられないからこその強烈な印象を与えます。

冒頭に登場した映像は、避難を余儀なくされた人々の平素の生活の痕跡が生々しく残る福島のそれでした。他の廃墟が長年に渡る風化の歴史を見せるのとは違い、唐突に人が立ち去ったという現実の悲劇性を私達に突きつけます。。。





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  •   21, 2017 00:56
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