LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT …皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ…

ジーグ
監督:ガブリエーレ・マイネッティ
キャスト:クラウディオ・サンタマリア、ルカ・マリネッリ、イレニア・パストレッリ、ステファノ・アンブロジ、マウリツィオ・テゼイ、フランチェスコ・フォルミケッティ、ダニエーレ・トロンベッティ、アントニア・トゥルッポ、サルヴァトーレ・エスポジト、ジャンルカ・ディ・ジェンナーロ



(allcinema映画データベース)
これが長編デビューとなるイタリアの新鋭ガブリエーレ・マイネッティ監督が、イタリアでも放送され人気を博した日本のTVアニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフに、イタリア映画初の本格スーパーヒーロー映画として撮り上げた異色のクライム・アクション。ひょんなことから超人的パワーを持った孤独なチンピラが、アニメ「鋼鉄ジーグ」に憧れる女性との交流を通じて次第に正義に目覚めていくさまを、過激なバイオレンス描写を織り交ぜダークな筆致で描き出していく。主演は「緑はよみがえる」のクラウディオ・サンタマリア、共演にイレニア・パストレッリ、ルカ・マリネッリ、アントニア・トゥルッポ。イタリアのアカデミー賞に当たるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最多16部門にノミネートされて、新人監督賞や主演男優賞、主演女優賞など最多7部門を受賞した。
 貧困と暴力がはびこるローマ郊外の荒廃した街。窃盗で食いつなぐしがないその日暮らしの孤独なチンピラ、エンツォ。ある日、警察に追われ飛び込んだ川で放射能を浴び、鋼の肉体と超人的パワーを手に入れる。最初はそのスーパーパワーを持て余し、悪事に利用するのみだったエンツォだが、ひょんな成り行きから、唯一の友セルジョを殺したギャングのボス、ジンガロからセルジョの娘アレッシアを守るハメに。そのアレッシアはどうやら現実との区別がつかない妄想の世界に生きているようで、エンツォを熱愛するアニメ「鋼鉄ジーグ」の主人公・司馬宙(シバヒロシ)と同一視して慕うようになるのだったが…。






何だか不思議と心に残るヒーロー物語です。

ひと昔もふた昔、否、三昔四昔、日本で人気だったらしい(笑)アクションヒーローアニメ『鋼鉄ジーグ』がイタリアで大人気とは、驚きです。その鋼鉄ジーグにインスパイアされて撮られた本作品。イタリアの闇社会が舞台となっていますが、登場人物は上から下まで、どいつもこいつも救いようの無い小悪党ばかり。
思いもかけず鋼鉄のカラダを得た主人公エンツォが最初に何するかと思えば、路上のATMを力任せに剥ぎ取り持ち去るという体たらく。。。キャラ的にはむしろキレッキレの敵役ジンガロの方が面白い。そもそもヒーロー物の成否の要は悪役キャラにあるので、その意味ではしょうもない小悪党とはいえジンガロはマルかもしれません。

終始漂うダークな世界観も、薄幸のヒロイン・アレッシアのジーグ愛も、決して心地よい物ではありませんが、このやるせなさが何とも印象的。ひょっとしてヒーローの真っ正直な心理が描かれている?と考えれば、意外なリアリティを感じ取ることのできる作品です。
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  •   02, 2017 23:00
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