20TH CENTURY WOMEN…センチュリー・ウーマン…

20センチュリー
監督:マイク・ミルズ
キャスト:アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ルーカス・ジェイド・ズマン、ビリー・クラダップ





(allcinema映画データベースよりコピペ)
「サムサッカー」「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ監督が自身の母親をテーマに描いた半自伝的ドラマ。多感な思春期の少年が、自由奔放なシングルマザーと2人の個性的な女性たちに囲まれて過ごしたひと夏の成長の物語を、ユーモアを織り交ぜ瑞々しいタッチで綴る。主演は母親役にアネット・ベニング、その息子をルーカス・ジェイド・ズマン。共演にグレタ・ガーウィグ、エル・ファニング、ビリー・クラダップ。
 1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシアと母ひとり子ひとりの生活を送る15歳の少年ジェイミー。家には他に、子宮頸がんを患いニューヨークから地元に戻ってきたパンクな写真家アビーと元ヒッピーの便利屋ウィリアムが間借りしていた。さらにジェイミーの2つ上の幼なじみジュリーも夜な夜な彼の部屋にやってきては一緒のベッドで眠っていく。けれども決して体には触らせてくれない。そんな中、反抗期を迎えた息子のことがまるで理解できず、お手上げ状態になってしまったドロシア。そこで彼女は、アビーとジュリーに息子の教育係になってほしいと相談する。こうしてジェイミーは、強烈な個性を持つ3人の女性たちと15歳の特別な夏を過ごすことになるのだったが…。





母親と息子って、本当に厄介だ。思春期を迎えると、決して憎みあっているわけでもないのにそれぞれの想いが行き違って、ストレスが生まれる。いや、ストレスというよりもザラザラとした摩擦といったほうがしっくりくる。多分それは、双方の想いが深い証しだと思うけれど、私は息子じゃないから本当のところはワカラナイ。時々、酔っ払った勢いで男友達にその辺のところを尋ねるけれど、大方の男性はキチンと答えてくれない。母親との関係を深く考えた事のない人にとってはナンセンスな質問だし、逆にそれなりの摩擦を乗り越えて大人になった男性にとっては、さぞかし面倒で迷惑な質問なんだと思う。理性的に分析するのが苦痛なのかもしれない。

とまあ、私にとっては、ザワザワとした雑感の湧き上がる作品だった。それでも主人公の母親は、その時代としては随分と進歩的な思想を持つ女性で、自分の息子を客観視しようと努力しているが、いかんせん母性愛という代物はそんなヤワなものではなく、古い道徳観から逃れられない母親自身が自己矛盾に苦しんでいる。そんな屈折した真理を母親役のアネット・ベニングが実に巧みに醸し出す。相変わらず達者だよなぁ。
そして、息子ジェレミーの教育係を演じたエル・ファニングとグレタ・ガーウィグの存在感も見逃せない。フェミニズムの台頭著しい時代の、偽らざる女性の実像が瑞々しく表現され、その姿は時代を超えて女性のあり方を問う普遍的なテーマとなっていてる。

マイク・ミルズ監督の自伝的青春ドラマは、今を生きるすべての女性に向けてのメッセージが込められた作品だった。
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  •   10, 2017 13:00
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