ELLE…エル…

エル
監督:ポール・ヴァーホーヴェン
キャスト:イザベル・ユペール、ロラン・ラフィット、アンヌ・コンシニ、シャルル・ベルリング、ヴィルジニー・エフィラ、ジュディット・マーレ、クリスチャン・ベルケル、ジョナ・ブロケ





(allcinema映画データベースよりコピペ)
「氷の微笑」「ブラックブック」の鬼才ポール・ヴァーホーヴェン監督が「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」の原作者フィリップ・ディジャンの同名サスペンス小説を、主演にイザベル・ユペールを迎えて映画化し、アカデミー賞主演女優賞ノミネートやゴールデングローブ賞外国語映画賞・主演女優賞受賞をはじめ数々の映画賞を賑わせた衝撃作。ある日突然、正体不明の覆面男にレイプされたヒロインが、自らの手で犯人探しをする予測不能の復讐譚を通して、モラルや常識で捉えることのできない複雑なヒロイン像が浮かび上がってくるさまをスリリングに描き出す。
 新鋭ゲーム会社で敏腕女社長として辣腕を振るうミシェル。彼女はある日、ひとり暮らしをしている自宅で覆面をした男に襲われる。男が去ると、何事もなかったかのように振る舞い、訪ねてきた息子を迎える。その後、ミシェルの行動を監視していると思われる嫌がらせメールなどから、レイプ犯が彼女の身近にいると確信するミシェル。それでも幼いときのトラウマから、決して警察に頼ろうとしない彼女は、自ら犯人探しを始める。そんなミシェルの周囲には、犯人になりうる動機を持つ怪しげな人物が何人もいたのだったが…。






先ずは、一言。こんな変態映画を大真面目に制作するフランスって、やっぱり凄い。

御歳64才のイザベル・ユペールが、文字通り身体を張って主役の女社長を怪演してます。性とモラルの関わりは、個々のエゴと社会性の鬩ぎ合いとも言えますが、個人主義を突き詰めると、こうなるなかしらん
…、と戸惑いつつ眺めておりました。登場人物のどいつもこいつもエゴ剥き出しで、かろうじて秩序を維持している暗黙のルールを"嘘"と言い捨てるヒロインには、これっぽっちも共感できません。しかも、レイプ犯に復讐するどころか、敢えて挑戦的に関わろうとする心理が全く意味不明。要するに、彼女も又変態なんでしょうね。

人間の隠し持つ心の闇を曝け出そうという監督の意図は認めるとしても、何とも後味の悪いお話でした。私は、つまらない道徳心でもって、個々のエゴを弾糾する程野暮な人間ではありません。それにしれも、これはちょっと受け入れ難い。唯一、母親に無能力と罵られながらも、他人の子を出産した恋人を一途に愛し、愚直に自らを父親だと主張する息子の存在だけが救いとなっています。



スポンサーサイト
  •   29, 2017 23:40
  •  0
  •  0

Comment 0

Leave a comment