DIE BLUMEN VON GESTERN…ブルーム・オブ・イエスタディ…

ブルーム
監督:クリス・クラウス
キャスト:ラース・アイディンガー 、アデル・エネル、ヤン・ヨーゼフ・リーファース、ハンナー・ヘルツシュプルンク、ジークリット・マルクァルト、ビビアーネ・ツェラー、ロルフ・ホッペ、イファ・ルーバオ、ハンス=ヨヘン・ヴァークナー



(allcinema映画データベースよりコピペ)
ホロコーストを主題にした物語を毒気を含んだユーモアを織り交ぜて描き、第29回東京国際映画祭でグランプリに輝いたドイツ・オーストリア合作のコメディ・ドラマ。主演は「パーソナル・ショッパー」のラース・アイディンガー、共演に「午後8時の訪問者」のアデル・エネル。監督は「4分間のピアニスト」のクリス・クラウス。
 ナチス親衛隊の大佐を祖父に持つトト。ホロコースト研究所に勤め、一族の罪と真摯に向き合う彼だったが、家族からは総スカンに。そこへきて、2年も費やした企画“アウシュヴィッツ会議”のリーダーを外されてしまう。そんな精神状態最悪の中、祖母がナチスの犠牲者だというユダヤ人のインターン、ザジをフランスから迎えることに。まるで対照的な過去を背負う2人は、それでもアウシュヴィッツ会議を成功させるという共通の目標に向かって奔走していくのだったが…。





贖罪の為にホロコースト研究に没頭し人生に惑う主人公と、祖母の悲運のイメージに取り憑かれ自傷癖の抜けないヒロインの織り成すブラックな恋愛ドラマ。

敢えてコメディと呼ばないのは、彼等のトラウマといい、劇中で進行するアウシュビッツ企画といい、そしてラストのオチまで、苦々しい毒がふんだん盛り込まれていて私にはちっとも笑えないから。そんな私にとっては前半のエピソードの羅列はチト耐え難いモノがあったけれど、後半のスピード感ある展開と伏線の収斂は中々見応えがあった。

大人に成りきれない不器用な人々のドタバタを、コメディと捉えるか恋愛モノと捉えるかは其々の自由。何れにしても、下半身ネタに耐えられるならば、自らのアイデンティティを何処に求めるかを考えさせてくれる興味深い作品だと思う。
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  •   06, 2017 01:36
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