PORTO…ポルト…

ポルト
監督:ゲイブ・クリンガー
キャスト: アントン・イェルチン、リュシー・リュカ、フランソワーズ・ルブラン、ウロ・カラトレ





(allcinema映画データベースよりコピペ)
ブラジル出身の新鋭ゲイブ・クリンガー監督が、ジム・ジャームッシュ製作総指揮の下、記念すべき長編劇映画デビューを飾ったラブ・ストーリー。ポルトガル第2の都市ポルトを舞台に、アメリカ人の青年とフランス人女性が繰り広げる儚くも情熱的な行きずりの恋の顛末をほろ苦くもロマンティックに綴る。主演は2016年6月に惜しくも他界したアントン・イェルチン。共演にリュシー・リュカ。
 ポルトガル北部の港湾都市ポルト。26歳のアメリカ人ジェイクは家族が住むリスボンを離れ、この地で孤独な日々を送っていた。一方、32歳のフランス人留学生マティ。考古学を学ぶ彼女は、ソルボンヌの大学で知り合ったポルトガル人の教授ジョアンとともにこの地にやって来た。恋人でもあるジョアンから求婚されているマティだったが、何よりも自由を大切にしたいと考えていた。そんな2人は夜のカフェで出会い、引っ越してきたばかりのマティの新居で一夜をともにするのだったが…。



特に選んでいるわけではありませんが、奇しくもヨーロッパ作品が続きます。

アントン・イェルチンといえば、”スター・トレック”新シリーズのロシア人操縦士チェコフ役で、ひどいロシア語訛りの英語を話していたのが思い出されますが、実はそれよりも、主役を張ってた『チャーリー・バートレットのトイレ相談室』というふざけた青春映画が印象的。ティーンエイジャーの彼が妙にチャーミングだったよなあ。昨年不慮の事故で亡くなったのは、本当に残念です。

そんな彼が主役を演じる刹那的恋愛映画。見知らぬ二人が紡いだロマンスを、男性の視点、女性の視点、過去から、未来からと多角的に描写し、時間軸を入れ替え繰り返し語ることにより、その儚さを増幅させます。
実はこの作品、ただぼんやりと恋の行方を眺めていると、見事に落ちます、置いていかれます。巧みに組み替えられたエピソードには心の変節や感情のすれ違いが埋め込まれているので、それらを注意深く読み取り理性的に解釈する必要があるのです。その意味では難解な作品ですが、アントン・イェルチンのやさぐれ感とリュシー・リュカの透明感の織りなす切なさがストレートに伝わるピュアな作品ともいえます。

前項の『愛を綴る女』の双極に位置する、女性のしたたかさが際立つ、ほろ苦い、否、実に塩辛い(笑)物語でした。
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  •   10, 2017 16:39
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