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THE PRICE OF DESIRE…ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ…

コルビジェ
監督:メアリー・マクガキアン
キャスト:
オーラ・ブラディ アイリーン・グレイ
ヴァンサン・ペレーズ ル・コルビュジエ
フランチェスコ・シャンナ ジャン・バドヴィッチ
アラニス・モリセット マルサ・ダミア
ドミニク・ピノン フェルナン・レジェ
アドリアーナ・ランドール シャルロット・ペリアン




(allcinema映画データベースよりコピペ)
近代建築の巨匠ル・コルビュジエも嫉妬するほどの才能を持ちながらも、長らく歴史に埋もれた存在だったデザイナー兼建築家アイリーン・グレイの数奇な人生を映画化した伝記ドラマ。グレイの建築デビュー作にして代表作“E.1027”を巡るル・コルビュジエとの相克を軸に、彼女の芸術哲学とその気高きアーティスト人生を、実際に“E.1027”での撮影を行い描き出す。主演はTV「MISTRESS<ミストレス>」のオーラ・ブラディ、共演にヴァンサン・ペレーズ、フランチェスコ・シャンナ、アラニス・モリセット。監督は「サン・ルイ・レイの橋」「マン・オン・ザ・トレイン」のメアリー・マクガキアン。
 1920年代、フランス。インテリア・デザイナーとして活躍していたアイリーン・グレイは、建築家評論家のジャン・バドヴィッチと出会い恋に落ちる。そしてバドヴィッチの勧めで建築に挑戦することになり、2人で住むための海辺のヴィラ“E.1027”を完成させる。バドヴィッチに高く評価され、有名になったル・コルビュジエもバドヴィッチの友人としてたびたび“E.1027”を訪れ、その洗練されたデザインと完成度の高さを絶賛するのだったが…。






ル・コルビジェと言えば、昨年上野の国立西洋美術館が彼の建築作品の一つとして世界遺産に登録され、その名前がより多くの人々に知られる事となりました。私自身建築の知識はほとんど無いので、『豊かな才能の持ち主なのよね』ぐらいのぼんやりとしたイメージしかありません。そんな彼が、嫉妬するほどに感性豊かに活躍したアイリーン・グレイの伝記映画と聞いて興味惹かれ、観て参りました。

はあ、これはコルビジェとグレイの相克というよりも、グレイとそのパートナー、ジャン・バドヴィッチとの間で交わされた愛憎を描いた作品です。確かに、彼女の傑作である“E.1027”を巡ってコルビジェとの間に何らかの齟齬があった事は伝わりますが、それは決してこの作品のテーマに非ず。あくまでもグレイ自身の人生哲学がもたらすパートナーとの軋轢が極めて情緒的に描かれていくのです。
結局のところ、彼女の才能が埋もれた存在となってしまった”ことの始まり”は、バドウィッチというつまらん男を選んだところにあって、コルビジェとの相克だけが原因とは言えません。確かにね、この作品ではコルビジェはとっても嫌な奴として描かれていますが、それよりもパートナーでありながらグレイの豊かな感性を肝心なところでないがしろにするバドウィッチの方がよっぽどタチが悪い。なんだかちょっと後味の悪い作品でした。


グレイのセンスが光るインテリアが数多く登場するものの、それよりも遠くを眺め想いにふけるグレイの表情のクローズアップが多すぎて…、食傷気味。もっと建築にまつわるエピソードを観たかったかな。。。
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  •   05, 2017 17:00
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