GIFTED…gifted/ギフテッド…

ギフテッド
監督:マーク・ウェブ
キャスト: クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、リンゼイ・ダンカン、ジェニー・スレイト、オクタヴィア・スペンサー、グレン・プラマー、ジョン・フィン、エリザベス・マーヴェル、ジョナ・シャオ、ジュリー・アン・エメリー、キーア・オドネル、ジョン・M・ジャクソン




(allcinema映画データベースよりコピペ)
「(500)日のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」のマーク・ウェブ監督が天才少女の葛藤と、彼女の養育を巡る大人たちの対立の行方を綴った感動ドラマ。主演は「キャプテン・アメリカ」のクリス・エヴァンスと本作のキュートな演技で一躍ハリウッド期待の子役スターとなったマッケナ・グレイス。共演にリンゼイ・ダンカン、ジェニー・スレイト、オクタヴィア・スペンサー。
 叔父のフランクと片目の猫フレッドと暮らす一見ごく普通の7歳の少女メアリー。しかし彼女は数学の才能に著しく秀でた天才少女だった。小学校に通い出すや、すぐにそのことが発覚し、学校側はフランクに天才児の英才教育で名高い私学への転校を勧める。しかしフランクは“普通の子として育てたい”とこれを拒否する。それは、メアリーをフランクに託して自殺してしまった姉の願いだった。ところがある日、メアリーの祖母イブリンが現われ、孫の才能を無駄にすべきではないとフランクと激しく衝突。そのままフランクを相手に裁判を起こしてメアリーの親権を主張するのだったが…。






子育てとは、唯一無二の正解を持たない難題に挑む様なもので、常に迷いと惑いが付きまとう。育てる側に揺るぎない信念と価値観があれば自ずとその方向は定まるのだけれど、我々凡人にとってはそれが中々難しい。そして一番の問題は、正しく育てと願う親の欲望が限りない事だと思う。"這えば立て、立てば歩めの親ごころ"の言葉通り、とにかく親は子供に対して貪欲だ。


一人の天才少女の教育を巡って叔父と祖母が全面対決する本作は、育てる側の価値観を問う作品となっています。子供の非凡な才能を見出した以上、その才能に見あった適切な教育を施す事が養育者の義務であり、それがひいては人類全体の利益に繋がるという祖母の主張は、理路整然で留まる事を知りません。しかし一方で、叔父は人類の叡智の発展の為だけに個人の人間性を損なう事を恐れ、英才教育を否定し全人格的な教育を求めます。

まあ、どちらが正論かは敢えて言いませんが、この争いは実は親子の対決であり、亡くなった姉(少女の母親)を巡っての母親vs息子の確執が、叔父と姪の間に築かれた深い信頼関係を傷つけるというストーリー展開となっています。これを支えるのが、主演マッケナ・グレイスの正に天才的(笑)な演技。本作は彼女の演技無しでは成り立たず、そして、惑いながらも少女の養育に力を注ぐ叔父役クリス・エヴァンスの好演が光ります。

予定調和に着地するラストにちょっと不満が残りますが、子育て真っ最中の親御さんから子育て卒業済みの中高年の方まで、皆さんに観て貰いたい作品です。


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  •   13, 2017 13:09
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