KONGENS NEI / THE KING'S CHOICE…ヒトラーに屈しなかった国王…

ヒトラー
監督:エリック・ポッペ
キャスト: 
イェスパー・クリステンセン ホーコン7世(ノルウェー国王)
アンドレス・バースモ・クリスティアン
セン オラフ5世(ノルウェー皇太子)
カール・マルコヴィクス ブロイアー(駐ノルウェー・ドイツ公使)
ツヴァ・ノヴォトニー マッタ(ノルウェー皇太子妃)
カタリーナ・シュットラー アンネリーゼ(ブロイアーの妻)
ユリアーネ・ケーラー ダイアナ(ドイツ公使館秘書)
アルトゥル・ハカラフティ




(allcinema映画データベースよりコピペ)
 本国ノルウェーで大ヒットした実録歴史ドラマ。ナチス・ドイツの侵攻を受け、降伏を迫られたノルウェー国王ホーコン7世が下す決断までの運命の3日間を描く。主演は「僕とカミンスキーの旅」のイェスパー・クリステンセン。共演にアンドレス・バースモ・クリスティアンセン、カール・マルコヴィクス。監督は「おやすみなさいを言いたくて」のエリック・ポッペ。
 1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍が中立国ノルウェーの首都オスロに向け侵攻を開始した。両国の軍事力の差は歴然で、主要都市が次々と陥落していく。降伏を求めるドイツ軍に対し、ノルウェー政府はこれを拒否するが、激しくなる戦火にノルウェー国王ホーコン7世も政府閣僚らと共にオスロを離れざるを得なくなる。そんな中、駐ノルウェー・ドイツ公使ブロイアーはヒトラーの命を受け、国王に直接最後通牒を突きつけるべく国王への謁見を要求する。こうして翌日、国民の運命を一身に背負い、ブロイアーとの会見に臨む国王だったが…。








私が洋画を好んで観る理由の一つに、今まで知ることの無かった遠い異国(古い表現だよね…笑)の社会・文化・歴史の一端に触れられるという事がある。触れるという言い方が相応しくなければ、知るきっかけを与えてくれると言い換えても良い。映画作品というのは、たとえそれが歴史的事実をベースにしていたとしても、あくまでもエンタテイメントなのでその全てを鵜呑みにする事は出来ない。ドキュメンタリー作品にしても然り、それは創り手の意図というフィルターを通しての事実でしかない。しかし、それでもやはり、見聞を広める一助になり得ると思う。



まあ、ちょっと堅い言い回しになったけれど、本作『ヒトラーに屈しなかった国王』は正にそれに相応しい作品だ。第二次対戦初期、デンマークを制したナチスドイツが次の標的としたのがこのノルウェーで、立憲君主制の元、主権を有する民主国家ノルウェーが如何にして対ドイツ戦に突入したかを、国王の眼差しで描いていく。
本来、政治に深く関わる事の無かった国王が対ドイツ交渉窓口として指名されるに至り、国王としての自負に目覚め、国家の主権と誇りを守る為に苦渋の決断をするくだりは、フィクションと判っていても、独特の緊張感と感動を呼ぶものだった。これはなる程、本国でヒットするでしょ。しかし、ヒットの裏には、国民の王室に対する絶大な支持があってこそ、彼らが信頼関係で深く結ばれている事が伺い知れる。


もちろん、本作の主役はノルウェー国王ホーコン7世なのだけれども、実は、ヒトラーの命を受け交渉相手となった駐ノルウェー・オスロ公使ブロイアー氏がキーパーソンとなっている。その人物像が、意外にも好意的に描かれているのも見どころの一つ。
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  •   19, 2018 22:13
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