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THE SENSE OF AN ENDING…ベロニカとの記憶…

ベロニカ
監督:リテーシュ・バトラ
キャスト: 
ジム・ブロードベント トニー・ウェブスター
ハリエット・ウォルター マーガレット・ウェブスター
ミシェル・ドッカリー スージー・ウェブスター
エミリー・モーティマー セーラ・フォード
ビリー・ハウル 若き日のトニー
ジョー・アルウィン エイドリアン・フィン
フレイア・メイヴァー 若き日のベロニカ
エドワード・ホルクロフト ジャック・フォード
マシュー・グード ミスター・ハント
シャーロット・ランプリング ベロニカ・フォード
 



(allcinema映画データベースよりコピペ)
 
解説】
 ジュリアン・バーンズのブッカー賞受賞作『終わりの感覚』をジム・ブロードベントとシャーロット・ランプリングの共演で映画化したミステリー・ドラマ。穏やかな引退生活を送る主人公が、1冊の日記の存在をきっかけに、かつての親友と初恋の女性との苦い青春の記憶を呼び覚まし、その不確かさを思い知らされて過去の真実を突きつけられるさまを切なくも感動的に描き出す。監督は「めぐり逢わせのお弁当」のリテーシュ・バトラ。
 ロンドンで中古カメラ店を営みながら平穏な年金生活を送っていたトニー。ある日、法律事務所から一通の手紙が届く。そこには、初恋の女性ベロニカの母親セーラが亡くなり、一冊の日記が彼に遺贈されたと記されていた。しかしその日記は、トニーの学生時代の親友エイドリアンのものだった。彼はトニーと別れたベロニカと交際し、やがて自ら命を絶ってしまった。そんなエイドリアンの日記をがなぜセーラが持っていたのか。しかも今はベロニカのもとにあり、トニーへの引き渡しを拒んでいるという。思いがけず過去の記憶と向き合い、日記を読まなければとの思いを募らせ、ベロニカとの再会を決意するトニーだったが…。




浅薄ながらもそれなりに人生を紡いでいけば、高校から大学に渡るつかの間の学生時代には、誰しほろ苦い青春の記憶を刻む事になる。それをどう消化するかは人それぞれだけれども、齢重ねて振り返った時に、甘酸っぱい軌跡として懐かしく思い起こすのは総じて自己肯定感の強い人物だと思う。意地悪く言えば、自分に都合の良い記憶だけを増幅し悦に入る。それは、人生の黄昏を生きるに確かに必要な知恵でもあるけれど、私はそういう人とちょっと仲良くなれる気がしない。。。

この作品の主人公トニーは正にそんな人物で、自分の在り方を顧みる事にほぼ無関心で、謂わば他者に対する想像力に欠ける人だ。おまけに、周りがその事をやんわりと伝えているにもかかわらず、全く自覚できないのところが始末が悪い。いるよね、こういう人。自分がブレると思うのか、他者の価値観を全く認めようとしない人。しかもインテリを自認する人に多い。自己防衛本能に長けているという言い方も出来るけれど、裏返せばそれだけ無駄にプライドが高く脆いってことだと思う。

過去の事実に辿り着こうとする主人公の心の軌跡を綴るストーリーは、無神経な初老の男性の懺悔の様にも見えて、いささか面倒くさい。シャーロット・ランプリング演じるベロニカのクールな佇まいが、彼女の背負う厳しい現実を映し出しており、印象的だった。



要するに、馬鹿なオトコは、幾つになってもやっぱりバカだった…、というお話。





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  •   23, 2018 16:27
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