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JUPITER HOLDJA / JUPITER'S MOON…ジュピターズ・ムーン…

ジュピターず
監督:コルネル・ムンドルッツォ
キャスト: メラーブ・ニニッゼ、ギェルギ・ツセルハルミ、ジョンボル・イェゲル、モーニカ・バルシャイ




(allcinema映画データベースよりコピペ)
前作「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)」で世界を驚嘆させたハンガリーの俊英、コルネル・ムンドルッツォ監督が、ふとしたことから浮遊する能力を得た難民青年を主人公に贈る異色のSFサスペンス。ヨーロッパの難民問題を背景に、医療ミスで崖っぷちの医師と不思議な能力に目覚めた青年の過酷な逃避行の行方を、驚異の映像表現で描き出す。主演は「名もなきアフリカの地で」のメラーブ・ニニッゼとハンガリー期待の若手、ジョンボル・イェゲル。
 医療ミスによる訴訟問題を抱え、病院を追われた医師シュテルン。難民キャンプで働いていた彼のもとにある日、国境警備隊のラズロによる違法な銃撃で重傷を負った難民の青年アリアンが運び込まれる。ほどなくシュテルンはアリアンが重力を操り浮遊する不思議な能力を持ち、傷さえも自力で治癒してしまうことを知る。訴訟のために金を必要としていたシュテルンはそんなアリアンを利用しようと思いつく。一方、違法銃撃を揉み消したいラズロは、口封じのためにアリアンの行方を追っていた…。






wikipediaによれば、現在、木星(ジュピター)を廻る衛星は69個発見されており、そのうちの大きな四つの衛星であるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストは、"ガリレオ衛星"と呼ばれている。木星の内側から6番目の軌道を廻るエウロパは、英語読みすればヨーロパ、即ちヨーロッパをも意味していて、本作のタイトル、『ジュピターズ・ムーン』とは、要するにヨーロッパを指しているらしい。

シリアからの流入難民が絶えないハンガリーを舞台に、再起を図る野心的な医師シュテルンと神の如く空中浮遊する青年アリアンの揺れ動く心象が描かれます。銃で撃ち抜かれたはずのこの青年は、いったい何者なのか?彼の浮遊を目撃した者は、神の再来に感謝する如く、皆頭を垂れ祈りを捧げる。自己のエゴのみに突き動かされていたシュテルンも例外に非ず。アリアンの前に跪き赦しを得た彼が、一瞬にして為すべき事を悟るくだりは、正にこの物語のクライマックスでした。

CGを使う事なく実写で浮遊感を表現する映像が秀逸です。鳥のように宙を舞い、神の如く世界を俯瞰する。 もはやヨーロッパを救うには神にすがるしかないのか?難民問題と宗教信仰にSFという衣を纏わせた印象的な作品でした。実に深い。。。
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  •   28, 2018 17:44
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