FC2ブログ

A PERFECT DAY…ロープ/戦場の生命線…

ロープ
監督:フェルナンド・レオン・デ・アラノア
キャスト:
ベニチオ・デル・トロ マンブルゥ
ティム・ロビンス ビー
オルガ・キュリレンコ カティヤ
メラニー・ティエリー ソフィー
フェジャ・ストゥカン ダミール
セルジ・ロペス ゴヨ





(allcinema映画データベースよりコピペ)
停戦直後のバルカン半島を舞台に、建前ばかりの国連を尻目に、現地の市民を助けるために奮闘する国際援助活動家たちの姿を豪華キャストの共演で描いたスペイン製戦場ブラック・コメディ。出演はベニチオ・デル・トロ、ティム・ロビンス、オルガ・キュリレンコ、メラニー・ティエリー。監督は「カット!」のフェルナンド・レオン・デ・アラノア。
 1995年、停戦直後のバルカン半島。ある村で井戸に死体が投げ込まれ、大切な水が汚染されてしまう。するとすぐに犯罪組織のトラックが現われ、村人に水を高値で売り始める。急を要する事態にも国連の動きは鈍く、マンブルゥら国際援助組織“国境なき水と衛生管理団”のメンバーが死体の引き上げに乗り出す。しかし肝心のロープがなぜか手に入らず、一本のロープを求めてそこかしこに地雷の埋まる危険地帯を東奔西走するマンブルゥたちだったが…。






サブタイトルに "戦場の生命線" なんてあるので、どんなシリアスなお話かと思ってたら、意外や意外。私のドツボにドンピシャの超ブラックコメディでした。このコメディセンス、メッチャ好き。

1995年バルカン半島の何処か…という設定ですが、第二次世界対戦後ヨーロッパ最悪の紛争となったボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争が物語の背景になっています。ユーゴスラビア解体後台頭する民族主義は、セルビア人、クロアチア人、ボシュニャク人三つ巴の陣取り合戦を引き起こし、民族浄化の名の下に差別、暴力、略奪、殺戮が横行。3年半に渡る戦闘の後ようやくの停戦に至ったものの、国土は荒れ果て社会秩序も崩壊した状態となってしまう。

物語はそんな状況下で奮闘するNGO職員達の、ある2日間を描いているのですが、これがもう本音向き出しのリアルな現実が語られていて、とにかく面白い。青臭い使命感に燃える若手女性職員ソフィーに、理想にはほど遠い現実に辟易しつつも職務に臨むベテラン二人のマンブルウとビー。職務評価の為にそこに加わったロシア人女性カティアは、なんとマンブルウの元カノ!という設定。痴話ゲンカも交えた彼らの会話には、常に危険に晒されながらも最善を求める真摯な志が見え隠れし、民族浄化の悲劇を目の当たりにしつつも、悪条件の重なる一日を"a perfect day(原題)" と笑い飛ばす潔さに感動さえ覚えます。

よく練られた脚本、ベテラン職員役のベネチオ・デル・トロとティム・ロビンスのリアルな演技が光る作品でした。





 
スポンサーサイト
  •   28, 2018 17:00
  •  0
  •  0

Comment 0

Leave a comment