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HAPPY END…ハッピー・エンド…

ハッピー
監督:ミヒャエル・ハネケ
キャスト:
イザベル・ユペール アンヌ・ロラン
ジャン=ルイ・トランティニャン ジョルジュ・ロラン
マチュー・カソヴィッツ トマ・ロラン
ファンティーヌ・アルデュアン エヴ
フランツ・ロゴフスキ ピエール・ロラン
ローラ・ファーリンデン アナイス
オレリア・プティ ナタリー
トビー・ジョーンズ ローレンス





(allcinema映画データベースよりコピペ)
「白いリボン」「愛、アムール」の鬼才ミヒャエル・ハネケ監督がイザベル・ユペール、ジャン=ルイ・トランティニャン、マチュー・カソヴィッツはじめ実力派キャストを起用し、崩壊寸前のブルジョワ家族が織りなす愛憎模様を綴った群像ドラマ。3世代が暮らす豪邸を舞台に、心を閉ざした13歳の孫娘と死に取り憑かれた祖父との出会いをきっかけに、家族それぞれが抱える秘密や闇が次第にあぶり出されていくさまを、シニカルな筆致で描き出す。
 フランス北部の港町カレー。風光明媚な海岸沿いの瀟洒な大邸宅に3世帯で暮らすロラン一家。隠居した家長のジョルジュはもっぱらどうすれば死ねるかを考える日々。一方、家業を継いだ娘のアンヌは精力的に仕事をこなしていた。アンヌの息子ピエールは専務職を任されていたがビジネスマンとしてはナイーヴ過ぎる面があった。アンヌの弟トマは医師として働き、若い妻と再婚していた。そんな中、トマの前妻が急死し、彼女と暮らしていた13歳の娘エヴがロラン家にやって来る。しかし冷め切った心で世の中を見つめるエヴは、父親にさえ心を開こうとしなかったが…。





いかにもフランス映画らしい、問題提起はあっても絶対に答えが用意されない作品です。実にシニカルで乾いたイメージが漂います。
主役は、母を失い実夫に引き取られる事となった少女エヴ。実母の死を乾いた眼で捉える彼女の心の闇を見据え、妻の死に関わる衝撃の事実を明かす祖父ジョルジュの言葉は人間の業を暴き出し、二人の間に独特の連帯感をもたらす。この作品の肝は正に此処に有ります。実夫トマの不倫やら、叔母アンヌと従兄ピエールの親子ゲンカなんぞ、ありふれたエゴのぶつかり合い、ちっぽけな出来事に過ぎませんわ。

美しいカレーの街に溢れる柔らかな陽射しが、この家族を取り巻くドス黒い闇と鮮烈な対比を成し、観る者をたじろがせる。作品の持つ巧妙な仕掛けに、心して向き合うべき作品です。自分の始末は、やはり自分で背負うべき、ですかね。。。
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  •   07, 2018 22:27
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