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LE CONFESSIONI / THE CONFESSIONS…修道士は沈黙する…

修道士は
監督:ロベルト・アンドー
キャスト:
トニ・セルヴィッロ ロベルト・サルス
ダニエル・オートゥイユ ダニエル・ロシェ
コニー・ニールセン クレール・セス
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ イタリアの大臣
マリ=ジョゼ・クローズ カナダの大臣
モーリッツ・ブライブトロイ マルク・クライン
ランベール・ウィルソン キス
リヒャルト・サメル
ヨハン・ヘルデンベルグ
伊川東吾
アレクセイ・グシュコフ
ステファーヌ・フレス
ジュリアン・オヴェンデン
ジョン・キーオ
アンディ・デ・ラ・トゥアー
ジュリア・アンドー
エルネスト・ダルジェニオ




(allcinema映画データベースよりコピペ)
「そして、デブノーの森へ」「ローマに消えた男」のロベルト・アンドー監督がキリスト教の告解をテーマに描く社会派ミステリー。G8財務相会議が開かれる高級リゾートを舞台に、一人の要人の死によって会議の行方が不透明感を増す中、告解をしたイタリア人修道士が沈黙を貫き通す一方、権力者たちは物質主義にまみれたパワーゲームに終始するさまを描き出す。主演は「ローマに消えた男」「グレート・ビューティー/追憶のローマ」のトニ・セルヴィッロ、共演にダニエル・オートゥイユ、コニー・ニールセン、モーリッツ・ブライブトロイ。
 ドイツの高級リゾートホテルでG8財務相会議が開かれようとしていた。会議の前日、イタリア人修道士ロベルト・サルスは、国際通貨基金(IMF)のダニエル・ロシェ専務理事が開いた夕食会にゲストとして招かれる。しかしロシェが彼を招いた真の目的は、告解をしてもらうためだった。そして翌朝、ロシェが死体で発見された。自殺か他殺か判然とせず、サルスは最後に会った人物として真っ先に捜査の対象となるも、戒律に従って沈黙を貫くのだったが…。






理念なき政治の脆弱性を、強烈な皮肉とユーモアをもって描いた『ローマに消えた男』は、ロベルト・アンドー監督の手腕が光る作品でした。そのアンドー監督が再びトニ・セルヴィッロを主役に据え放つ今作品『修道士は沈黙する』は、世界経済を牛耳る物質主義と高潔な精神性を追求する宗教を対峙させたスタイリッシュなミステリーでした。

カトリックの中でもその戒律が最も厳しいとされるカルトジオ修道会。そこに所属する清貧の修道士ロベルト・サルスが、邦題通り沈黙を貫き通す。そもそも告解とは絶対の守秘義務が大前提であり、彼にとっては揺るぎない信仰の証でもあります。そして当たり前の如く、彼はそれ以上もそれ以下も行わない。しかし、この沈黙は俗人に疑念と恐怖をもたらし、要らぬ混乱と対立を浮き出させる。

ま、そもそも資本主義は即物性の極みであり、その渦中にある者にとって精神性などに囚われている"いとま"は無いのです。その事を充分承知のはずの要人達がこの修道士に翻弄される様がいかにも滑稽で哀しく映ります。多種多様な価値観が渦巻く世界経済の行き着く先は何処?と問いたくなる作品でした。

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  •   28, 2018 10:00
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