DARKEST HOUR…ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男…"

チャーチル
監督:ジョー・ライト
キャスト:
ゲイリー・オールドマン ウィンストン・チャーチル
クリスティン・スコット・トーマス クレメンティーン・チャーチル
リリー・ジェームズ エリザベス・レイトン
スティーヴン・ディレイン ハリファックス子爵
ロナルド・ピックアップ ネヴィル・チェンバレン
ベン・メンデルソーン 国王ジョージ6世





(allcinema映画データベースよりコピペ)
 ゲイリー・オールドマンが第二次世界大戦時に英国首相に就任し、ヒトラーの脅威に敢然と立ち向かったウィンストン・チェーチルを演じてアカデミー賞主演男優賞に輝いた感動の伝記ドラマ。また、そのゲイリー・オールドマンを驚異の技術でチャーチルへと変身させた特殊メーキャップ・アーティスト辻一弘も、みごとアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞し話題に。英国がヒトラーに屈する寸前での首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間に焦点を当て、ヨーロッパのみならず世界の命運を左右する決断が下されるまでの葛藤とその型破りな人物像を描き出す。共演はクリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、ベン・メンデルソーン。監督は「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト。
 1940年5月、第二次世界大戦初期。独裁者ヒトラー率いるナチス・ドイツの前にフランスは陥落寸前で、英国にも侵略の脅威が迫る中、新首相に就任した前海軍大臣のウィンストン・チャーチル。国民には人気があったものの、度重なる失策で党内はもちろん国王からも信頼を得られず、弱音を吐く彼を妻のクレメンティーンは優しく叱咤する。就任直後の演説では勝利を目指して徹底抗戦を誓うも、戦況は悪化の一途を辿っていく。そしてドイツ軍に追い込まれた英国軍が、ついにフランス・ダンケルクの海岸で絶体絶命の状況を迎える。英国への上陸もいよいよ現実の脅威となる中、犠牲を回避すべくドイツとの和平交渉を主張する外相ハリファックスの必死の説得を受けるチャーチルだったが…。





日本人メイクアップアーティスト辻一弘氏と主演のゲーリー・オールドマンが揃ってオスカーを獲得し、各方面で話題となっている本作品。3/30の一般公開に先駆け、3/29東京ミッドタウン日比谷内のTOHOシネマズ日比谷で先行公開されたので、早速観て参りました。


オリジナルタイトルの "Darkest Hour" とは、第二次世界大戦開戦当初ナチスドイツがフランスの大半を制圧した後(1940)ポーランド以東の侵攻を開始(1941)するまでの期間の事。その間ナチスドイツに抗戦していたのはイギリス一国のみという孤立無援状態で、この時期をチャーチル自身が『最も暗い時間(DarkestHour)』と表現しました。本作は、この最悪の時期に首相となったチャーチルが如何に苦悩し何を決断したかをドラマチックに描いています。

実のところ、失政も多く決して順風満帆の政治家人生を送ってきたとは言えないチャーチルですが、その人間味溢れるキャラクターと秀でた弁舌、そして何よりも信念を貫き通す政治姿勢により、今日でも国民的英雄としての人気は高く、ゲーリー・オールドマンの渾身の演技はその実像に迫るモノでした。実のところ、伝記作品でのこういった成りきり演技はアカデミー賞に滅法強い。しかしそれを差し引いたとしても見事、正にオスカーに相応しい演技だったと思います。

作品としては、最悪の戦局の象徴であるダンケルクの脱出ミッションの裏で、カレーに立て篭もる4000人の英国軍兵士に犠牲を強いるエピソードを端的に映像化したストーリー構成が巧みです。これこそが、徹底抗戦を主張したチャーチルの政治的判断の原則を示しており、"never, never, never surrender!!!" という言葉で締めくくられるラストの演説シーンに物語の全てが昇華されるのです。まさに映像美にこだわるジョー・ライト監督の真骨頂、鳥肌が立ちますよ。






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  •   30, 2018 12:05
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