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THE POST…ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書…

ペンタゴン
監督:スティーヴン・スピルバーグ
キャスト:
メリル・ストリープ キャサリン・グラハム
トム・ハンクス ベン・ブラッドリー
サラ・ポールソン トニー・ブラッドリー
ボブ・オデンカーク ベン・バグディキアン
トレイシー・レッツ フリッツ・ビーブ
ブラッドリー・ウィットフォード アーサー・パーソンズ
アリソン・ブリー ラリー・グラハム・ウェイマウス
ブルース・グリーンウッド ロバート・マクナマラ
マシュー・リス ダニエル・エルズバーグ






(allcinema映画データベースよりコピペ)
スティーヴン・スピルバーグ監督がメリル・ストリープとトム・ハンクスを主演に迎え、時の政権に屈することなく言論の自由を守るために戦ったジャーナリストたちの矜持と覚悟を描いた社会派実録ドラマ。ニクソン政権下で機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”を公開し、ベトナム戦争の欺瞞を暴き出したワシントン・ポスト紙に焦点を当て、就任したばかりの女性発行人キャサリン・グラハムが、政府を敵に回し、経営危機を招く危険を冒してでも記事にすべきかという重い決断を下すまでの葛藤の行方を描き出す。
 ベトナム戦争が泥沼化していた1971年。ニューヨーク・タイムズはベトナム戦争に関する政府に不都合な事実が記載された最高機密文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”についてのスクープ記事を発表する。アメリカ中が騒然となる中、ニクソン政権は裁判所に記事の差し止め命令を要求する。タイムズが出版差し止めに陥る一方、出遅れたライバル紙のワシントン・ポストでは、編集主幹のベン・ブラッドリーが文書の入手に奔走する。やがて全文のコピーを手に入れたポストだったが、それを公表すれば裁判となって会社の将来を危うくしかねず、経営と報道のはざまで社内の意見は大きく二分する。そしてそんな重大な決断が、亡き夫の後を継ぐ形でいきなりアメリカ主要新聞社史上初の女性発行人となったキャサリン・グラハムに託されたのだったが…。






トランプ氏が大統領に就任してから、否、彼が選挙戦に登場してからというもの、アメリカでは既存メディアと大統領サイドとの対立が激しく、やれフェイクニュースだのファクトニュースだのと、事が起きるたびに不毛の詰り会いが引き起こされる。そもそも、アメリカのメディアは民主党を支持するものが多く、その事自体トランプ大統領にしてみれば不愉快らしい。ま、恐らく彼は誰の事も信用してないんだろうけど。。。
方や、メディア側も報道者としての矜持を貫き、あくまでも持論に誇りを持って冷静に客観的にニュースを発信すれば良いのに、あちこちで見かけるヘッドラインに限って言えば、"トランプ"と聞けばもはや心穏やかには保てず、どうも最初っから喧嘩越しの姿勢で威丈高に吠えている様に見える。

どちらの側に正義があるのかはともかくも、このつばぜり合いの向こうには社会の分断という深刻な問題が横たわっている事に違いはない。そんな状況下でスピルバーグ監督が電光石火のスピードで撮り上げたのが本作『ペンタゴンペーパーズ』。噂によれば、バタバタと騒つくメディアに『報道の原点に戻れ!』と喝を入れるべくメガホンを取ったとも言われている。

この作品、とにかくテーマが盛りだくさん。まず第一は、政治権力に敢然と立ち向かうジャーナリストたちの勇気と覚悟。第二に、女性の社会的地位が認められていなかった当時、専業主婦上がりの女性社主が、男社会の理不尽な圧力を撥ね退け一経営者として自立する成長物語。そして、家族経営の地方紙だったワシントンポスト紙が名門ニューヨークタイムズ紙と肩を並べんと繰り広げるスクープ合戦という三つの要素が巧みに絡み合い、ストーリーが展開する。
何より重要なのは、これが全て実話に基づいている点で、二時間という尺に纏め上げたスピルバーグは相変わらず上手いなと感じずにはいられない。おまけに、メリル・ストリープとトム・ハンクスをソツなくキャスティングする辺り、ここまでやっちまえば誰も文句は言えないかも。。。


ラストに描かれるウォーターゲート事件は言わずもがなの政治スキャンダル。本作の続編として『大統領の陰謀(1976)』を、スピンオフとして先頃公開なった『シークレットマン』を観ればもう完璧だな。

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  •   31, 2018 10:08
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