DANGAL…ダンガル きっと、つよくなる…

ダンガル
監督:ニテーシュ・ティワーリ
キャスト:
アーミル・カーン マハヴィル
ファーティマー・サナー・シャイク ギータ(青年期)
サニャー・マルホートラ バビータ(青年期)
ザイラー・ワシーム ギータ(幼少期)
スハーニー・バトナーガル バビータ(幼少期)
サークシー・タンワル ダーヤ
アパルシャクティ・クラーナー オムカル





(allcinema映画データベース)
 「きっと、うまくいく」「PK ピーケイ」のアーミル・カーンが、2人の娘を世界的レスリング選手に育て上げた実在の熱血パパを演じるスポ根家族ドラマ。誰よりもレスリングを愛するマハヴィルだったが、生活のために金メダルの夢を諦め、引退を決意する。そしてその夢は、まだ見ぬ息子へと託されるのだった。ところが授かった子どもは4人とも女の子だった。こうして再び夢を諦めたマハヴィルだったが、十数年後、長女ギータと次女バビータが男の子とケンカして圧倒したことを知り、自分の格闘DNAが娘たちに受け継がれていると確信する。そしてギータとバビータを金メダリストにするべく、嫌がる2人を相手にスパルタ特訓を開始するのだったが…。





女子レスリングといえば、日本では伊調馨さんを巡るパワハラ問題で大揺れとなっていますが、体育会系から間反対180度に居る私としては、そもそもがアンチスポ根派で、未だにスポーツ界に蔓延る根性論が大嫌い。勿論、『そりゃ貴女、自分がスポーツに打ち込んだ経験が無いから解んないのよ』と言われれば『ハイそうですか、ごめんなさい』と引き下がるけど、それでもやっぱり、情報の科学的分析の方により信頼を置きたくなります。だって、DNAレベルで体格に劣る日本人が外国人選手と渡り合うには、それを補うだけの"何か"が必要な訳で、それは決して"根性"では無いのですよ。
身体と身体が直にぶつかり合う格闘技は、その競技の性質上、理論から離れたところで士気が高揚する場合も多いので、モチベーションを維持する為に根性論ひいては精神論に頼る部分もあるのかもしれないけれど、それも心理学的に考察されるべきで単なる気合や根性では絶対に勝てないよなぁ。。。


と、思うのですが、この作品はスポ根家族ドラマです(笑)。
親子スポ根と言えば『巨人の星』。鬼の一徹が飛雄馬を徹底的に扱く(しごく)様は殆ど虐待に近いものがありましたが、アミール・カーン演じる父親のスパルタ教育には深~い愛情が込められていて、根性嫌いの私も何だか納得してしまいました。おそらくそれは、スポ根ストーリーの裏にインドが抱える女性の地位の問題が語られているからかもしれません。父親に鍛えられた娘達が、メダルを獲得するだけでなく、スポーツを通して社会的地位を勝ち得て個人として自立する…という二つのサクセスストーリーを、素直に受け入れる事の出来る作品でした。

国民的大スター、アミール・カーンのプロダクションによる、新しいスタイルのインド映画。若干尺が長いけど、この役の為に体重を増やしたアミール・カーンの熱血親父ぶりが中々カッコいいですよ。




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  •   10, 2018 20:35
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