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THE SQUARE…ザ・スクエア 思いやりの聖域…

スクエア
監督:リューベン・オストルンド
キャスト:
クレス・バング クリスティアン
エリザベス・モス アン
ドミニク・ウェスト ジュリアン
テリー・ノタリー オレグ
 



(allcinema映画データベースよりコピペ)
「フレンチアルプスで起きたこと」のリューベン・オストルンド監督が現代美術館のキュレーターを主人公に、現代社会の不条理を皮肉たっぷりのユーモアで辛辣に描き、みごとカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた異色の風刺コメディ。主演はデンマーク人俳優のクレス・バング、共演にエリザベス・モス、ドミニク・ウェスト。
 バツイチで2人のかわいい娘を持つクリスティアンは有名美術館のキュレーター。彼は次の展覧会に向けて人々の思いやりをテーマに掲げ、それを形にしたインスタレーション“ザ・スクエア”を発表する。そんなある日、道端で思わぬトラブルに巻き込まれ、携帯と財布を盗まれてしまう。すると“ザ・スクエア”の精神とは裏腹に、盗まれた物を取り戻すために後先考えずに行動しまうクリスティアンだったが…。




”正しいことを成す”。世の中に人が溢れ、情報が行き交い、価値観が多様化した世の中ではこれがなかなか難しい。”正義とは”と問われて明快に答えることができない事に似て、もはや個人の価値観だけでは捌ききれないほど、私たちの社会は複雑になり、ある意味とても生き難い時代なっているのかもしれない。

本作品『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は、主人公が様々なアクシデントに悪戦苦闘する様子をアイロニックに描くだけでなく、美術館でのインスタレーションにも社会の不条理に対するアンチテーゼを盛り込み、観る側に絶え間ない緊張感を与えます。そう、笑うに笑えないコメディなのです。自己のエゴを優先させる主人公の行動を容赦なく弾糾する監督の姿勢は、スマしてスカした生活を表層的に送る私たちへの批判であり、この歳(!?)になって今更人との関わりに戸惑いを感じるようになった私にとっては、かなり堪えるテーマでもありました。
他者への配慮と自己のエゴのせめぎ合いに如何に折り合いをつけるのか、そんな発想さえも憚るような風刺が、グサリと胸に刺さる作品です。




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  •   30, 2018 18:00
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