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L'AMANT DOUBLE…2重螺旋の恋人…

二重螺旋
監督:フランソワ・オゾン
キャスト:
マリーヌ・ヴァクト クロエ
ジェレミー・レニエ ポール/ルイ
ジャクリーン・ビセット クロエの母
ミリアム・ボワイエ ローズ
ドミニク・レイモン 婦人科医
ファニー・サージュ サンドラ





(allcinema映画データベースよりコピペ)
「8人の女たち」「スイミング・プール」の鬼才フランソワ・オゾン監督が、「17歳」のマリーヌ・ヴァクトを再び主演に起用して贈るエロティック心理サスペンス。優しい精神分析医の男と恋に落ちたヒロインが、対照的な性格の双子の兄弟と出会い、嫌悪を抱きながらも肉体的な欲望に溺れていくさまを、官能的かつミステリアスなタッチでスリリングに描き出す。共演はジェレミー・レニエ、ジャクリーン・ビセット。
 原因不明の腹痛に悩む25歳のクロエは、婦人科医から身体に問題はないと言われ、紹介された精神分析医ポールのカウンセリングを受けることに。温厚で誠実なポールに話を聞いてもらううち、不思議と痛みが和らいでいくクロエ。いつしかポールと恋に落ち、同棲生活を始める。そんなある日、街でポールそっくりの男を見かけ、やがてその男がポールの双子の兄弟ルイと知る。しかもポールと同じ精神分析医だった。ポールがルイの存在を隠していたことを不審に思い、偽名を使ってルイの診察を受けるクロエ。ポールとは正反対の傲慢で支配的な態度に嫌悪感を抱くクロエだったが…。





シングルで生まれた私には、同じ遺伝子を持つ別の人格に対峙しなければならない双子の心理を理解するのは難しい。それでも色々見聞きするに、どうやら、好みどころか息もぴったり同調するタイプの双子と、何かにつけて反発し合い同調を嫌うタイプの双子があるらしい。実は、私には二組の双子の知り合いがいて、偶然にもその二組は後者のタイプ。この二組、一見仲が良いのか悪いのかよくわからないけれど、やはり根底には普通の兄弟姉妹とはレベルの違う相互理解の闇があるのかもしれない。これを双子の神秘性と呼ぶ人も居て、要するに、互いの深層心理まで読めてしまうので、自己防衛の為に敢えて距離を置こう…ということか。


さて本作。実は"双子"がキーワードとなる心理サスペンスで、出生にチョイと秘密を持つエキセントリックな女性の性的欲求がもたらす混迷と謎解きがストーリーの核となっています。性格の異なる双子の男性と、そのどちらをも求める女性の二面性は複雑に絡み合い、遂にはオカルトちっくなプロットまで登場。ヒロインの現実と願望と妄想とが交錯する心理劇は、一体何処まで話が広がるのやら…と不安になりましたが、一応医学的な考察の元にお話は決着致しました。

この禁じ手を許すのが、ヒロインを演じたマリーヌ・ヴァクトの脆くも妖しい演技です。そもそも美しい女優さんなのですが、その脱ぎっぷりと言い性愛シーンと言い、辛うじて下品に陥らず観る者を捉えます。彼女あってこその作品でした。
それにしても、フランソワ・オゾン監督って見事に七変化しますね。甘口(しあわせの雨傘)から辛口(婚約者の友人)までと、ホントに策士だわー。
 
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  •   08, 2018 20:22
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