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VICEROY'S HOUSE…英国総督 最後の家…

英国
監督:グリンダ・チャーダ
キャスト:
ヒュー・ボネヴィル マウントバッテン卿
ジリアン・アンダーソン エドウィナ・マウントバッテン
マニーシュ・ダヤール ジート・クマール
フーマ・クレシー アーリア
マイケル・ガンボン ヘイスティングス・イズメイ
タンヴィール・ガーニ ジャワーハルラール・ネルー
オム・プリ アーリアの父
ニーラジ・カビ マハートマー・ガンディー
サイモン・キャロウ シリル・ラドクリフ
デヴィッド・ヘイマン エワート
デンジル・スミス ムハンマド・アリー・ジンナー
リリー・トラヴァーズ パメラ・マウントバッテン
ジャズ・ディオール ドゥリープ






(allcinema映画データベースよりコピペ)
第二次世界大戦後、イギリスの植民地だったインドが、インドとパキスタンという2つの国に分離して独立するまでの激動の日々を、最後の総督となったマウントバッテン卿とその家族の視点から描いた歴史ヒューマン・ドラマ。主演は「パディントン」、TV「ダウントン・アビー」のヒュー・ボネヴィル。共演にジリアン・アンダーソン、マニーシュ・ダヤール、フーマ・クレシー、マイケル・ガンボン。監督は「ベッカムに恋して」「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」のグリンダ・チャーダ。
 1947年、植民地インドの統治権の返還を決めたイギリスは、主権委譲の任に当たる最後の総督としてマウントバッテン卿を送り込む。こうして妻エドウィナと娘パメラを連れ立って、首都デリーの総督官邸へとやって来たマウントバッテン卿。そこは500人もの使用人が仕える想像を絶する大邸宅だった。さっそく関係者を招いて独立へ向けた話し合いが行われるが、統一インドとしての独立を望む多数派のヒンドゥー教徒と、分離してパキスタンの建国を目指すイスラム教徒のムスリム連盟との対立は激しさを増していく。そんな中、新総督のもとで働くヒンドゥー教徒の青年ジートはイスラム教徒の娘アーリアとの愛を育んでいくのだったが…。





何度も同じ事を言うようだけど、とにかく私は歴史に疎い。日本史はともかくも、世界史となると、時間軸と平面軸がそれぞれ分離し独り歩き、あれ~?この時、彼方の国はどうなってた?と常に混乱する。ま、それ以前に情報量が致命的に不足しているので、今作のような作品に出会う時はいつも新発見があって凄く嬉しい。 もちろん、どんな歴史作品もあくまでもフィクションであり、すべてが真実を語っている訳では無い事を念頭に置く必要があるけれど。。。


はい、そうなんです。インド独立運動って聞けばガンジーの非暴力不服従主義を思い浮かべてしまうのですが、実はこれは第一次世界大戦前後の事で、本作で描かれる第二次大戦後のインド・パキスタン分離独立とは時期が違うんですね。分離独立を求めるイスラム教勢力と統一独立を目指すヒンドゥー教勢力の仲介役として一応ガンジーは登場しますが、イギリス政府はとうに分離独立を見据えて極秘に国境線まで引いており、彼の仲介は不発に終わります。結局は予想される東西冷戦に備えるべく、イギリスが自身の国益を守る目的でパキスタンに分離独立を促したという驚愕の事実が描かれるのです。
そのパキスタンもインドを間に東西に分かれ、ひいては東パキスタンがバングラディシュとして独立するという運命を見るに、かくも国際政治は国益と国益のぶつかり合いで、常に謀略の鬩ぎ合いに彩られている事を思い知らされます。

そんなイギリス側の思略を背景に、本作で描かれる市民の悲劇はグリンダ・チャーダ監督の祖父母の体験がベースになっているとの事。決して遠い過去の歴史として切り捨てられない彼女の想いが込められた作品です。
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  •   16, 2018 08:08
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