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UN BACIO / ONE KISS…最初で最後のキス…

キス
監督:イヴァン・コトロネーオ
キャスト: 
リマウ・グリッロ・リッツベルガー ロレンツォ
ヴァレンティーナ・ロマーニ ブルー
レオナルド・パッツァーリ アントニオ
トマス・トラバッキ レナト(ロレンツォの父)
デニス・ファゾーロ サントロ先生
アレッサンドロ・スペルドゥーティ マッシモ(アントニオの兄)
シモネッタ・ソルダー
ジョルジョ・マルケージ





(allcinema映画データベースよりコピぺ)
イタリアの高校を舞台に、はみ出し者の男女3人の瑞々しくも切ない恋と友情を描いた青春ストーリー。監督は「ミラノ、愛に生きる」「はじまりは5つ星ホテルから」などの脚本を手がけ、本作が監督3作目のイヴァン・コトロネーオ。イタリア北部の街ウーディネ。心優しい里親に引き取られ、トリノから転校してきた高校生のロレンツォ。レディー・ガガに憧れ、スターを夢見る彼は、さっそくゲイであることをからかわれイジメの対象に。そんな中、女子グループから妬まれているブルーと、バスケは上手いが無口で周囲からバカにされているアントニオと出会い、同じようにはみ出し者の3人はすぐに意気投合して友情を育んでいくのだったが…。





完全にノーマークの作品でしたが、ちょっと気になるレビューを読んで衝動的に鑑賞しました。結果は、大正解。なんとも瑞々しい、そして、哀しい残酷な青春物語です。

ゲイの転校生ロレンツォと奔放な女子生徒ブルー、そして内向的なアントニオ。それぞれ心に傷持つ三人が寄り添い、青春を謳歌する姿がリアルに描かれます。田舎町には保守的思考が根強く、多数派に属する事を良しとしない異端は当然の事ながら弾き飛ばされる。しかし、エネルギーに満ち溢れ強い意志を持つロレンツォとブルーは、その試練を糧として生き生きと個性を発揮します。そしてそれに引きずられるようにアントニオも青春の輝きを享受する。
とにかく、このくだりが良いのです。ポップな表現でありながら、決して上滑りする事の無い地に足着いた描写にグイグイ引き込まれます。忘却の彼方に遠ざかった自分の青春時代を思い起こし、果たして自分は彼らのように自由意志を貫いた事があっただろうか…、そんな思いもよぎります。

そして、ロレンツォのアントニオに向ける熱い眼差しが彼らの友情に綻びをもたらし、あっけなく悲劇的な結末を迎える。決して誰も悪くないのに。。。ただほんの少し、心静かに立ち止まる事が出来たならと願わずにはいられません。未熟だからこそ輝き、未熟だからこそ哀しい、若者を若者らしく描いた良作でした。




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  •   29, 2018 14:00
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